AU Class
AU Class
class - AU

病院実例における維持管理までのワークフローを含めた効率的なBIM活用の検証

Share this class

Description

医療施設の設計では、諸室の仕様や法規制などの与条件が多いこと、ステークホルダーが多数で合意形成までに多くの時間を要することが特徴です。また、用途の特性から設計内容が複雑になりがちであり、意匠-構造-設備間での納まり調整不足や引き継ぎミス、それに起因するトラブルが起きやすい点も特徴として挙げられます。更には開院後のメンテナンスは元より、大型医療機器の入替や増改修も頻発します。これら医療施設設計や運用における様々な課題は、BIMが持つデータベースとしての特性をうまく用いることで改善される可能性があります。 そこで我々は、約3万 ㎡の新築の病院実例を対象に選定し、その実効性を検証しました。RevitとExcelを連携させた医療機器や設備諸元との情報連携、FORGEカスタムBIMビューワーを用いた情報検索やビジュアライゼーション、情報伝達の履歴管理等を実践しています。その中でも特に、Non-BIMユーザーを意識したBIMデータの活用手法と関係者の関わり方に注目し、医療施設における設計BIM・維持管理BIMのエントリーモデルのあり方を探り、BIM導入のハードルを下げ、広く一般的な普及の一助となることを目指しました。 ※「令和2年度国交省BIMモデル事業」の発表内容をより詳細に解説します。

Key Learnings

  • Non-BIMユーザーを意識したBIMデータの活用手法と関係者の関わり方の解説
  • BIMデータマネジメント・ライフサイクルコンサルティング業務のあり方の定義
  • 医療施設における設計BIMの活用手法や効果の検証
  • FORGEを使用した維持管理BIMエントリーモデル作成

Speaker

  • Avatar for Tomoyuki Furukawa
    Tomoyuki Furukawa
    2012年に名古屋大学大学院環境学研究科修了後、株式会社久米設計に入社。設計本部に所属し主に医療施設の設計に従事。自身の設計業務をRevitで行う傍ら、社内のBIM普及・DX等を実践する「ストラテジック・デジタルデザイン・グループ」のストラテジストを兼任。また、社外ではRevit User Groupの副会長および意匠WG副リーダー、建築設計三会 設計BIMワークフロー検討委員会 検討WG委員等を担当。名古屋大学非常勤講師、一級建築士。
Video Player is loading.
Current Time 0:00
Duration 0:00
Loaded: 0%
Stream Type LIVE
Remaining Time 0:00
 
1x
  • Chapters
  • descriptions off, selected
  • captions off, selected
      Transcript