説明
新型コロナウイルスの感染拡大により、建設業も仕事の仕方も変革を余儀なくされた。普通に行っていた事務所へ通勤しての業務、現場での業務に制約が発生するという予想しない事態に陥った。さらに、出社や移動の制限が発生する中で、打ち合わせや捺印という業務習慣の改善も求められた。当社では新型コロナウイルス感染拡大前から導入していたAutodesk社のCDE(Common Data Environment )であるBIM360Docsを用いて、これらの解決を実施した。大量の請求書などの処理をBIM360Docsのワークフローシステムを用いて、即日電子承認に移行した。このことで、最終承者以外の捺印は不要となり、99%の捺印作業を削減した。さらに、在宅環境下でも遅滞なく承認行為が実施できるため、業務の遅延も発生しなかった。また、通常業務の成果品についても同様のワークフローシステムを活用し、上職者の承認を得ることができるようになった。このように、CDEを用いることで、労働環境の変化に即座に対応しつつ、業務パフォーマンスを維持することを可能とした。
主な学習内容
- 業務のデジタル化を加速します
- テレワーク環境での業務パフォーマンスを維持します
- ワークフローを可視化します
- 業務データを集約します