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BIM はデジタルトランスフォーメーションの入口 [インフォグラフィック]

AEC (建築・エンジニアリング・建設) 業界全体でBIMの導入が進んでいる。世界の主要7地域のBIM (ビルディング・インフォメーション・モデリング) ユーザーを調査したDodge Data & Analyticsの新しいレポートによると、2016年以降にBIMを使い始めた企業は半数以上に上り、その大半は2018年以降に導入している。

最初にBIMの活用し始めたのは建築家で、2012年までに31%が導入している。一方で、その採用が最も遅いのが土木技師で、その70%以上は2016年以降にBIMを使い始めた。この増加は、インフラプロジェクトにおけるBIM活用の拡大を反映したものだ。

設計者と協力会社は、BIMだけでなく新しい技術も受け入れている。BIMユーザーのほぼ全員 (94%) が、このレポートで設計インテリジェンスや新しい建設手法、現場の革新、スマートビルディングを可能にするツールや技術として定義されている新たな技術を、少なくとも1つは活用している。その中でも最も普及しているのがモデルベースシミュレーションで、BIMユーザーの1/3は既に採用しており、また19%は今後数年内の投資を予定している。

その以外の広く使われている技術にはXR、3Dプリント、リアリティキャプチャなどがあるが、最も将来性を感じさせる新技術がジェネレーティブデザインであり、既にBIMユーザーの20%が利用しており、同じ割合の人が近いうちに投資を予定している。BIMがデジタルトランスフォーメーション戦略全般で果たす極めて重要な役割を、以下のインフォグラフィックで紹介しよう。

著者プロフィール

ミッシー・ロバックはオートデスクのシニア エディター。またライター兼ミュージシャン、マネキン愛好家。文章と音楽 (マネキン以外) は www.missyroback.com にて。

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