年間数十兆円が必要: 目で見る世界のインフラ投資
世界の建設業界は、2050 年には 70 億人になると予想されている都市部の人口 (全世界では 100 億人) をサポートするため、これから 2050 年まで毎日 13,000 棟のビルを建設する必要がある。新たな住宅や学校、病院には膨大なニーズがあるが、それ以外にも目を向けてみよう。
世界のコミュニティは、生活のサポートと維持のためインフラのネットワークでコネクトされており、インフラにも膨大なニーズがある。Global Infrastructure Outlook のレポートでは、インフラ投資に必要な金額は今後 20 年間だけでも 1,000 兆円と予測されている。
都市が成長するに従い、都市部の交通の混雑を最小化して、古くなったインフラを置き換えるため、道路や高速道路、鉄道、空港の新規建設が不可欠になる。都市の中心部や近郊には、電力網や上下水道システムも必要になる。インフラが限定的で、急速な成長を遂げている途上国では、それがとりわけ顕著だ。それも考慮に入れて新規建築や再建築の必要なインフラを合計すると、その距離は月との間を毎年 25 往復することに匹敵する。
オートデスクは市場調査会社 Statista とのパートナーシップにより、インフラにどれほどの機会があるのかを数字にまとめてみた。その驚くべき結果をインフォグラフィックで紹介しよう。