オブジェクトやビル、都市の姿をそのままキャプチャ: リアリティ キャプチャを解説

建築やインフラ、土木の業界で、リアリティ キャプチャにより CAD 登場以前の構造物の正確な 3D モデルが作られている方法を解説。

Autodesk Video

2018年8月27日

 

CAD が登場する以前の建物や構造物に対して、その安全を維持しながら追加の作業を行うのは難しい場合がある。だがリアリティ キャプチャのテクノロジーを活用することで、正確な 3D モデルを迅速に提供できる。その方法を紹介しよう。

Footage courtesy of Radiant Features

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Pete Kesey, Former Strategic Projects Executive, Autodesk: こうしたもののコンピューター モデルが無かったら、どうやって作ればいいでしょう?

そのために用意されているのがレーザーを使ったLiDARや、カメラで撮った写真を使うフォトグラメトリ等のツールです。

Brian Mathews, Former VP Platform Engineering, Autodesk: フォトグラメトリとは、写真から3Dモデルを得るプロセスです。そのためにさまざまな位置から撮影した写真が使われます。コンピューターは各画像の全てのピクセルを使い、あるアングルからの形を他の写真と照合して特徴のデータベースを作ることで、その写真を撮影した時点のカメラ位置が分かります。撮影したカメラ位置が全て分かったら、三角法を使うことで全ての点の3Dモデルを作ることが可能です。

Kelsey: LiDARはレーザーを使う技術で、飛行機や三脚にマウントします。レーザーを最大で毎秒100万回照射して点群を作る機器です。この非常に情報量が多く、写実的な点群が、コンピューターを使ってソリッドモデルへと変換されます。

Mathews: 重要遺跡の文書化の際、これまでは実際に測量を行いましたが、従来の方法では1日に測量できるのは数百地点程度でした。今日のレーザースキャナーは毎秒約100万回の3D測量を行うことができます。建物の縁やマウントラシュモアの鼻の形だけでなく、全体がどんなものであるかを把握できます。より優れたビジュアライゼーションを行って、どう扱うべきかの優れた研究が可能です。

Kelsey: これは重要インフラに適しているというだけでなく、コンピューターでモデリングされていない、あらゆる物体に使うことができる手法です。建物から遺物まで、あらゆるものへのソリューションになります

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