Info360 Asset 2025 の主な機能

インフラ アセット管理者がアセットの改善計画を効果的に準備し、実行するために役立つ Info360 Asset の主な機能をご覧ください。

アセットのマップの位置情報を備えた、個々のアセットの属性と状態のビュー

水道業界に特化した機能 

上下水アセットの状態、リスク、パフォーマンスに関するデジタル リプレゼンテーションを利用

現場から検査をアップロード 

どの検査データおよび検査メディアが正常にアップロードされたか、不足しているかを確認

検査レビュー 

検査、欠陥、ビデオ レビューを組み込んで、効率的な承認ワークフローを実現

欠陥のコーディングを自動化 

Info360 Asset の検証エンジンを使用して検査が国のコーディング基準に準拠していることを確認し、データの問題をすばやく特定

欠陥のレビュー 

同期された CCTV ビデオおよび画像を見ながら、所見を適宜に追加、編集、削除

自動化された状態スコアリング 

全体、構造、O&M の状態の等級および評定をレビューし、配管に地理参照観測を表示して視覚化

リスク評価 

状態、アセット、パフォーマンス、GIS データを使用して複数の LoF および CoF メソッドをモデル化

GIS および表形式のデータ 

GIS 画層とユーザーが定義した表形式データを利用して、CoF および LoF を個々に算出

継続的なリスク アップデート 

新しい状態の検査やインシデントに基づいてリスク モデルを更新し、リスク傾向を追跡

リスク結果の解釈 

主題マップでリスク結果の空間分布を確認し、ダッシュボードを使用して個々のアセットを確認

改修の決定を導引 

単純または複雑なクエリーと決定点を作成し、アセットの改修措置を判断 

アセットの情報を共有 

アセット、状態、パフォーマンス、リスクの詳細の読み取り専用アクセス権を関係者に付与

Info360 Asset 2025 の新機能

Info360 Asset 2025 の新機能

強化

シェープファイルを使用して GIS データを読み込む

新しい直接読み込み方法を使用して GIS アセットを読み込めば、Info360 Asset でのオンボーディングをすばやく行えます。Info360 Asset の読み込み機能にシェープファイルをドラッグ アンド ドロップするだけで、関連する空間ファイルを利用できます。


強化

複数パラメータ リスク モデリング

損傷確率(LoF)と損傷影響(CoF)を定義する 2 つのパラメータのピボット テーブルを使用したより高度なリスク分析を行うことで、複雑なリスク コンポーネントの作成が可能になります。ユーザーは、CoF のカテゴリを設定し、アセットの臨界および近接分析などの要素に基づいてスコアを割り当てることができます。


強化

検査のマップ ズーム レベルの調整

マップ内で表示される際に、検査や欠陥がすべてのズーム レベルで表示できるようになりました。一貫したビジュアライゼーションでの確認が可能になります。マップ テーマをカスタマイズしてズーム設定、ストローク幅、カラーを指定し、ズーム レベルに関係なくパイプラインの状態を表示できます。(ビデオ:13 秒 英語)

ビデオ:マップのズーム レベル を調整するデモ

新機能

検査通知管理

ビュー、フィルタ、一括削除などのオプションを含め、新しい検査やステータスの変更についてユーザーに知らせる通知によって、現場チームとオフィス チーム間のコミュニケーションを強化します。特定の日付とタイプの通知を選択して削除することもできます。


新機能

VAPAR Solutions AI の統合

Info360 Asset 内で VAPAR Solutions AI(別途ライセンスが必要)を使用して CCTV 映像をレビューし、検査映像のコーディング、パイプの欠陥の特定と分類、レビューのための問題フラグを行うことができます。(ビデオ:21 秒 英語)

ビデオ:VAPAR Solutions AI の統合のデモ

新機能

InfoWorks WS Pro のモデル結果

Info360 Asset と InfoWorks WS Pro が統合できるようになりました。水道ネットワークのパイプの損傷を詳しく理解し、損傷影響解析を行えます。影響を受ける顧客やコストなどのデータが組み込まれたリスク モデルのシミュレーション タブが用意されています。パイプ損傷の影響とコストを視覚化することにより、情報に基づいた意思決定が促進されます。(ビデオ:22 秒 英語)

ビデオ:InfoWater WS Pro のモデル結果のデモ

新機能

InfoWater Pro のモデル結果

Info360 Asset に InfoWater Pro の結果が組み込まれるようになり、アセットごとの流量、圧力、速度の水理モデル計算が得られます。これは、パイプ損傷の可能性と結果を判断に役立ちます。水圧の高いや流速の低い配管を特定し、適切なメンテナンス計画を行えます。(ビデオ:16 秒 英語)

ビデオ:InfoWater Pro のモデル結果のデモ

新機能

検査の統合ワークフロー

検査および承認プロセスの合理的なコラボレーション、データ交換、コミュニケーションをアプリケーション内で直接行えるため、オフィスと現場の連携が可能になります。この検査ワークフローによって提出、レビュー、承認が合理化されます。検査のフラグ付け、修正、再送信が簡単になり、レビュー、編集、データ追跡の透明性が向上します。(ビデオ:37 秒 英語)

ビデオ:検査の統合ワークフローのデモ

新機能

自動化された検査のマージ 

自動化された検査のマージ機能により、ユーザーは関連する CCTV 映像やイメージをはじめとし部分的なパイプ検査を、包括的な 1 つの検査に統合できます。部分的な検査を使用することでリスク評価の精度が向上し、実際の検査データに基づいたパイプ改修の計画を的確に策定できるようになります。(ビデオ:26 秒 英語)

ビデオ:検査のマージのデモ

新機能

アセット データ グリッド

アセット データ グリッド ビューを使用すると、パイプ、マンホール、ポンプ、タンク、貯水池などのアセット情報の配置と分類を効率的に実行できます。新しいグリッド ビューでは、データを直接変更したり、ネストされたフィルタを適用したり、マップ ビューに変換したりして、アセットの概要を視覚的に表示できます。


新機能

検査テーブルの高度なフィルタ機能

条件ベースの高度なフィルタ機能によって正確な検査とデータ レビューを確実に実施できるようになり、的確な検査ターゲット設定と詳細な検証が可能になります。検査リストまたは条件サマリー テーブルで列にフィルタを適用したり、列を非表示または固定してレイアウトを変更したりでき、検査の特定のセットを検索しやすくなりました。

詳細はこちら (英語)


新機能

作業指示の標準日時形式

検査と作業指示管理で、Esri ツール、CSV ファイル、GeoJSON 空間レイヤーなど、さまざまなソースから日時データを読み込んだ場合の形式を統一します。標準形式を設定することにより、CCTV 検査や関連する作業指示のレビューなどのタスクで分析とデータ処理の正確性を確保できます。


新機能

オーストラリアの WSA CCTV 検査基準

オーストラリアの WSA 05-2020 Conduit Inspection Reporting Code バージョン 4.1 のサポートが、Info360 Asset に追加されました。水道局、地方自治体、コンサルティング パートナーが、パイプラインやマンホールの CCTV 検査および関連メディアを Web ポータルからアップロードできます。


新機能

リスクと改修の結果を ArcGIS Online に送信

ArcGIS Online との双方向データ交換が可能になりました。Info360 Asset のリスク モデルの結果や改修のディシジョン ツリーを書き出して、さらなる分析やレポートを行うことができます。この統合により、Info360 Asset と ArcGIS Online 間のシームレスなデータ交換が促進されます。(ビデオ: 55 秒 英語)

ビデオ:ArcGIS Online との双方向データ交換のデモ

新機能

水道事業アセットのリスクと改修の結果

配水管のリスク モデルと改修のディシジョン ツリーを作成して、配水アセット データをより包括的に確認できます。水道事業アセットのリスク モデルは、アセットの属性、空間近接性、およびカスタムテーブルに基づきます。アプリケーションのベース マップ上に表示し、より適切に視覚化できます。(ビデオ:34 秒 英語)

ビデオ:水道事業アセットのリスクと改修の結果のデモ

新機能

状態チャートおよび検査ステータス チャート 

新しいチャートでは、アセットの状態と検査ステータスの概要を視覚的に確認できます。水平棒グラフで、検査ステータスと欠落しているメディア検査の割合が表示されます。新しい[チャート]タブには、条件グレード、材料、幅、または設置年数によってアセットの分布を示した円グラフが表示されます。(ビデオ:32 秒 英語)

ビデ:状態チャートおよび検査ステータス チャートのデモ

新機能

ネットワーク マップに改修措置を表示

改修のディシジョン ツリーの結果の実行と公開に続けて、ネットワーク マップ上のアセットに割り当てられた改修措置を視覚的に表示できます。新しいマップ アップデートでは、10 層の改修レイヤーがサポートされるようになり、レイヤーとサブ レイヤーの表示設定、カラー テーマをカスタマイズできます。


新機能

リスク分析の 5x5 マトリックス

Info360 Asset は、5x5 マトリックスによるリスク分析への高度なアプローチを拡張し、LoF スコアと CoF スコアの簡単な構成の組み合わせに基づいてリスク グレードを決定します。リスク分析の 5x5 マトリックスによって LoF と CoF の間の柔軟な重み付けを行うことができ、加算および乗算のリスク計算メソッドに対応します。(ビデオ:1 分 46 秒 英語)

ビデオ:リスク分析の 5x5 マトリックスのデモ

新機能

オーストラリアのクラウド データ ホスティング 

Info360 Asset のホスティングがオーストラリア、シドニーの AWS データ センターにデプロイされました。より高速なアクセス、パフォーマンスの向上、堅牢なデータセキュリティが実現します。このローカライズにより、現地のデータ保護規制に準拠したオーストラリア国内のデータ主権が確保されます。また、データの遅延が減り、該当地域のユーザーの利用体験が向上します。


新機能

検査結果を ArcGIS Online に送信

検査の詳細が含まれた CCTV レイヤー、状態スコア、欠陥観測が含まれた観測レイヤーを ArcGIS Online に書き出すことができます。ArcGIS Online でそれらを使用して、アセットの状態スコアを分析したり、CCTV オペレーションを追跡したりできます。この統合により、現場作業者は地下アセットの欠陥をより効率的に特定して見つけることができます。


強化

リスク モデルの作業データ

リスク モデルに作業データを組み込み、修復のタイプやクリーンアップ方法などの特定のパラメータに基づいてアセットをスコア付けできます。Info360 Asset は各アセットの最後に完了した作業に関する情報を使用して、リスク評価に含める各アセットの最新タスクを提供します。


Info360 Asset のその他の機能

Info360 Asset の既存の機能

ArcGIS Online に接続

ArcGIS Online に接続して、空間レイヤー、アセット ジオメトリ、情報を Info360 Asset に取り込みます。Info360 Asset で得たリスクと改修の結果を ArcGIS Online にパブリッシュします。(ビデオ:1 分 22 秒 英語)

詳細はこちら (英語)


リスク シナリオをパブリッシュ

主題マップ上での視覚化にどの Info360 Asset リスク シナリオをパブリッシュするかを選択して、各アセットのリスク傾向と概要リスク結果を確認し、リスク結果を改修決定のサポートとして利用できるようにします。(ビデオ:1 分 4 秒 英語)

詳細はこちら (英語)


欠陥およびカスタム テーブルによる改修クエリー

ディシジョン ツリーのクエリーを生成する際に、CCTV 検査での特定のアセットの欠陥、または Info360 Asset にインポートしたカスタム データ テーブルのどちらを基盤にするかを選択できるようになりました。(ビデオ:1 分 24 秒 英語)

詳細はこちら (英語)


リスクおよび改修での水道アセットのサポート

Info360 Asset で配水アセットの使用がサポートされ、アセットへの措置をガイドするリスク分析とディシジョン ツリーが利用できるようになりました。(ビデオ:55秒 英語)


WSA 導管検査コードのサポート

Info360 Asset でオーストラリアの WSA 05-2020 導管検査コードがサポートされるようになりました。検査、状況評価、リスク分析、改修決定サポートのアップロードとレビューに使用できます。(ビデオ:1 分 49 秒 英語)


MSCC CCTV 条件標準のサポート


下水道条件分類マニュアル (MSCC) 4 または 5 の基準に従って、検査データをスコアリングし等級付けできます。(ビデオ:3 分 35 秒 英語)

詳細はこちら (英語)


配水アセット

パイプ、消火栓、メーター、ポンプ、バルブ、タンク、掘削孔、継手、処理作業などの水道アセットを読み込み、Info360 Asset のマップ上で視覚化します。(ビデオ:52 秒 英語)


リスク シナリオ

多面的な要素で重み付けされた LoF モデルと CoF モデルからなるリスク構成を作成、評価、保存します。LoF コンポーネントおよび CoF コンポーネントのスコアを変更したり、LoF および CoF 内のリスク カテゴリを追加または置き換えたり、マップ上にリスク シナリオを表示できます。(ビデオ:13秒 英語)


ディシジョン ツリーとクエリーの複製

既存の改修ディシジョン ツリーまたはディシジョン ツリー内で設定したクエリーと措置を複製して、ディシジョン ツリーの作成および編集プロセスを合理化できます。(ビデオ: 42 秒 英語)


ディシジョン ツリーの結果の書き出し

改修計画の結果を特定の用途に合わせて CSV レポートとして書き出したり、結果を他のシステムに読み込んだりできます。(ビデオ:33 秒 英語)


ディシジョン ツリーのクエリー定義の改善

各アセットに対する欠陥の数を使用して、クエリーを作成し、アセットの改修措置を指定します。


改修のディシジョン ツリー

Info360 Asset では、属性、検査、状態、リスク、またはユーザーが定義したデータを使用してディシジョン ツリーを構築し、クエリー式を作成できる直感的なキャンバス インタフェースを利用できます。これを基にして、改修措置の判断、費用の決定、予算の策定を行えます。


マンホール検査(MACP)のサポート

PACP に加えて NASSCO MACP(マンホール評価認定プログラム)基準のサポートにより、Info360 Asset の状態評価機能が拡張され、マンホールや配管の検査も行えます。マンホール検査および関連する欠陥の観測は、ビデオと画像で管理します。


リスク プロファイルの追加データの読み込み

重要施設の画層への距離に加えて道路の速度などの GIS 画層への空間的近接を使用して、損傷影響解析を向上できます。CMMS など、他のシステムに存在する可能性がある表形式のデータ(過去の稼働やメンテナンスのデータなど)を読み込んで、LoF 解析を向上できます。


カスタムの入力データ

ユーザーが所有する表形式データおよび空間データを含めて損傷確率(LoF)と損傷影響(CoF)のモデリングと改修の判断支援に使用できます。リスク モデルと改修モデルを強化して、水道ネットワークに適したさまざまな入力データを含めることができます。


メディアを使用しない一括検査

リスク モデルおよび復旧決定サポートの一括検査を取り入れ、承認プロセスを迅速に進められます。関連メディアをアップロードせずに、すべてのユーザーが確認できるようにマップに検査を表示できます。サイズの大きいメディア ファイルは後でアップロードすることもできます。


Info360 Asset テーブルの CSV 書き出し

リスク詳細レポート、パイプラインの検査状態概要レポートなど、さまざまな Info360 Asset テーブルを CSV ファイルに書き出すことができます。


検査アップロード ポータル

検査データベースとメディアが Info360 Asset に正常にアップロードされていること、また不足している成果物を現場作業者や施工会社に知らせることができます。サイズが大きいメディア ファイルを、帯域幅が良好なエリアで後からアップロードすることができます。


検査レビューと承認

検査のレビュー、承認または却下、検索管理を簡単に行えます。レビュー済み、公開済み、レビュー中、却下、現場からの更新が必要なものなど、検査ステータスの表示を表示できます。


状態の管理と評価

検査観察テーブル、画像表示、ビデオ リプレイの同期統合により、検査のレビューが簡単になります。適切な国規格に基づいて自動計算された状態評価と組み合わせて、観測データを追加、更新、削除できるため、個々の検査の精度が向上します。


リスク評価

アセットの属性、状態、表形式データ、GIS 画層など、Info360 Asset で管理されている情報を使用して、さまざまなリスク モデルを構築して適用し、損傷確率と損傷影響を特定します。新しい状態検査とインシデントに基づいてリスクが更新されるため、リスクの傾向を確認できます。


アセットの情報を広く共有

公共事業の関係者は、わかりやすい Web ベースの環境を利用して、ネットワークの主題図でアセットの状態とリスクを表示して特定できます。意図せぬデータ変更の心配なく、アセットを検索、表示できます。 


読み込まれたデータの追跡

読み込まれたデータの履歴を確認できます。ポイント、線分、ポリゴンなどの GIS データを GeoJSON 形式に取り込んで、背景マップで使用したり、リスク プロファイルを改善したりできます。フィールドを含めてユーザーが定義した CSV 形式のテーブルを読み込んで、リスク分析で使用できます。


プロジェクト設定を簡単にコントロール

Info360 Asset の管理者は、日付と時刻の形式、タイムゾーン、単位の種類(メートルまたはフィート/インチ)の設定など、アプリケーションのユーザーに合わせて一般設定をコントロールできます。 


ユーザー権限管理

フル アクセス、表示専用アクセス(関係者)、検査専用アクセス(施工会社)など、ユーザーのアクセス権限を Info360 Asset の管理者が管理できます。