Autodesk Informed Design for Inventor:製造可能性と顧客満足度を確認

Informed Design for Inventor を使用するには、Autodesk Inventor 2024 以降のバージョンおよび Autodesk Docs が必要です。 

Informed Design for Inventor とは

Informed Design for Inventor を使用すると、建築関連製品の可能性を最大限に高めることができます。

    • シームレスなコラボレーション: 建築関連製品のパラメトリック モデルを作成し、これを通じて他の設計者たちと簡単にコラボレーションできます。 あらかじめ組み込まれている拘束やルールに、製品が準拠するかどうかを確認できます。 

  • 強力な BIM コンテンツ作成機能:建築関連製品がプロジェクトの要件を満たし、他のコンポーネントとの互換性を維持し、業界標準に適合しているかを確認するために、BIM コンテンツを定義できます。 

    • 効率的な製品ドキュメント作成機能:大量の製品ドキュメントや製造に必要な出力を簡単に生成できます。 


Informed Design の概要(ビデオ:1 分 56 秒 )

Informed Design for Inventor が選ばれる理由

リソースの浪費を削減

パラメトリック モデルでは、パラメーター設定をカスタマイズすることで建築関連製品の設計を作成できます。この手法によって無駄を削減でき、実現不可能な設計を作成するリスクを回避できます。

製品化が加速

製造可能でカスタマイズ可能な建築関連製品の設計を顧客に提供することで、設計プロセスがスムーズになり、製造プロセスの遅延や手戻りの発生が低減します。

コラボレーションが向上

建築設計の計画に製品を組み込み、設計パラメーターを設定し、製造可能性に関する重要な情報を共有できる機能で、顧客とのコラボレーションが向上します。

Informed Design for Inventor でできること

Blockly は、建築の初心者にもわかりやすいブロックベースのプログラミング言語ライブラリです。Google, Inc. および/または子会社の商標です。製造拘束を作成(ビデオ:1 分 45 秒  英語)

製造拘束を作成

Blockly コードブロックを使用して、建築関連製品のカスタマイズを製造機能に基づいて制限できます。

製造拘束ルールをプレビュー(ビデオ:1 分 25 秒 英語)

製造拘束ルールをプレビュー

設計をプレビューし、ルールをテストしながらパラメーターを編集し、検証を正確に行い、モデルを更新して編集内容を反映できます。

出力タイプの可用性を設定(ビデオ:45 秒 英語)

出力タイプの可用性を設定

建築関連製品の生成可能な出力範囲(ファイル タイプ、テンプレート、モデルの状態)を定義します。

作業中のバージョンを管理(ビデオ:1 分 25 秒 英語)

作業中のバージョンを管理

製品の定義を複数作成し、製図でイテレーションや実験を行い、製造上の拘束がある製品の特定条件を変えながら、さまざまなバージョンの設計を作成できます。

「製造可能な製品や建物に適合した製品の条件を、建築設計者が把握できれば、プロジェクト全体の時間節約と品質向上につながります」

— Green Canopy Node 社、R&D エンジニア、Abby Willets 氏

Informed Design for Revit と Inventor のワークフロー

Informed Design for Revit と Inventor を組み合わせて確実な設計を行う方法を紹介します。

Inventor でバルコニー建材を作成

建築関連製品を作成してパブリッシュ

Autodesk Informed Design for Inventor を使用することにより、建築関連製品メーカーはカスタマイズ可能かつ繰り返し使用可能な製品を作成してパブリッシュできます。

 


Revit での建材の配置

建築関連製品をカスタマイズして設計ファイルに配置

メーカーのガードレールを考慮しながら、建築関連製品テンプレートにアクセス、カスタマイズし、設計ファイルに配置します。

 


Web ポータルでの出力の生成

出力ドキュメントを自動的に作成

Informed Design の Web ポータルを使用することにより、建築関連製品メーカーはすべての製造ドキュメントをシームレスに自動生成できます。

 


よくある質問(FAQ)

Informed Design for Inventor はどのような用途に使用されますか?

Autodesk Informed Design for Inventor は、Autodesk Inventor のアドインです。プロダクト マネージャーやプロダクト エンジニアはこれを使用して、パラメトリック モデルの作成や BIM コンテンツの定義、製品ルールの策定を効率的に行えます。また、建築設計の関係者たちとクラウド環境でコラボレーションしながら、製品をシームレスに共有できます。このアドインを使用することで、設計プロセスを効率化し、建築設計プロジェクトに携わるすべての関係者のコラボレーションとコミュニケーションを強化することができます。

Informed Design for Inventor はどのようなユーザーを対象としていますか?

Informed Design for Inventor は、垂直統合型の施工会社や建築関連製品の製造会社の、プロダクト マネージャーやプロダクト エンジニアに役立つ機能を備えています。 

Inventor と Informed Design for Inventor の違いは何ですか?

Autodesk Inventor は、機械設計、シミュレーション、ドキュメント作成に広く使用されている 3D コンピューター支援設計(CAD)ソフトウェアです。3D モデルの作成・編集から 2D 図面の生成、さまざまな種類のエンジニアリング解析まで、包括的なツール セットを搭載します。

Informed Design for Inventor は、Autodesk Inventor の機能を拡張するために設計されたアドインです。プロダクト マネージャーやプロダクト エンジニアはこのアドインを使用して、パラメトリック モデルの作成や BIM コンテンツの定義、製品ルールの策定を行えます。また、建築設計の関係者たちとのコラボレーションが向上し、クラウド環境でシームレスに製品データを共有できます。 

Informed Design for Inventor を使用するための前提条件はありますか?

Informed Design for Inventor を使用するには、Inventor および Autodesk Docs が必要です。 Autodesk Docs では、クラウド環境を通じたシームレスなデータ共有や建築関連製品のテンプレートの統合を行えます。Informed Design for Revit は必須の前提条件ではありませんが、これを使用すると、設計関係者とのコラボレーションが効果的になります。また、Inventor および Autodesk Docs は、Informed Design for Revit でデータを同期させたり、最適な方法で使用するために不可欠です。

Informed Design for Inventor の価格を教えてください。

Informed Design for Inventor は、無償でダウンロードおよびインストールできる Inventor 用アドインです。現在は、Informed Design の Web ポータルを使用して製造ドキュメントを生成しても、トークン料金が発生しません。ただし、このトークン不要期間が終了後は、Informed Design の Web ポータルを使用して製造ドキュメントを生成すると、ドキュメント 1 つあたり 1/3 トークンが消費されます(つまり、1 トークンあたり 3 つのドキュメントを作成できます)。製品の使用条件や価格は変更する場合がありますのでご了承ください。

Informed Design for Inventor をインストールできるのは、どのバージョンの Inventor ですか?

Informed Design for Inventor をインストールできるのは、Inventor 2024 以降のみです。 

Informed Design for Inventor はどのオペレーティング システムで動作しますか? 

Informed Design は、Inventor 2024 と同じ OS で動作します。詳細については、Inventor 2024 の動作環境を参照してください。

Informed Design for Inventor は複数のコンピューターにインストールできますか? 

詳細については、ソフトウェア使用許諾契約を参照してください。 

さらに表示

トラブルシューティングの記事を見つけて問題を解決できます。