シート メタル設計とは、シート メタルを加工し、機器やパーツ、アセンブリ、製品にするためのエンジニアリング プロセスです。Autodesk Fusion 360 には、シート メタル設計 （英語）の自動化、コンポーネントのネスティング、CNC ツールパスの作成に必要なソフトウェアが含まれています。
シート メタル設計ソフトウェアは、シート メタル コンポーネントやシート メタル製品の設計・エンジニアリング・製造に特化しています。シート メタル パーツ設計の作成、修正、最適化から、製造用のコマンドやドキュメントの生成まで、さまざまなツールと機能が含まれます。
フランジはよく使用されるシート メタル フィーチャです。直線エッジに沿って、固定面に接続された曲げで構成されます。
シート メタル設計をフラットに製造し、これを K 係数に基づいて曲げ、完成形状に仕上げるための正確な長さを、曲げの計算で算出します。
ゲージ テーブルはシート メタルの厚さを定義します。シート メタルのマテリアルに対応する複数のゲージ テーブルがあり、インチまたはミリメートルで厚さを指定できます。
Autodesk Fusion 360 のようなシート メタル設計ソフトウェアは、2D と 3D の設計機能を両方備えています。エンジニアや設計者はこの機能を使用することで、シート メタル コンポーネントの正確なモデルを作成できます。そしてシート メタル ファブリケーション用に、マテリアルの板厚、曲げ許容量、穴サイズなどのジオメトリック フィーチャのパラメーターを定義します。
シート メタル設計から製造までのワークフロー全体を 1 つのソフトウェアパッケージで行うことで作業が効率化します。Autodesk Fusion 360 では、2D と 3D のワークフローを連携させて、シート メタル設計の作成、修正、ドキュメント化をワンストップで行えます。そのため、フラット パターンから生産へと簡単にプロセスを進めることができます。
Autodesk Fusion 360 は、シート メタル設計に特化した包括的なツールセットを搭載します。このツールセットには、曲げ/展開コマンド、シート メタル固有のパラメーター、コーナー レリーフ、フランジの作成などの機能が含まれます。設計プロセスが効率化するこうした機能を使用して、設計者は正確なシート メタル コンポーネントを作成できます。
クラウド コラボレーション （英語） ツールを使用すると、複数のユーザーが同じ設計を共有しながらリアルタイムにコラボレーションできます。製品設計では、さまざまなチームのメンバーが異なる場所でそれぞれに製品の各パーツを設計・製造することがよくあります。クラウドベースのソフトウェア （英語）はそうした場合に特に役立ちます。
Autodesk Fusion 360 では、コンピューター支援設計（CAD） とコンピューター支援製造（CAM）の両方の機能が 1 つのプラットフォームに統合されています。この統合機能によって、設計者は 3D シート メタル モデルの作成から製造ツールパスの生成へとシームレスに移行できます。
設計者はパラメトリック モデリング のテクニックを使用して、適合性の高いシート メタル設計を柔軟に作成できます。パラメトリック モデリングでは、設計に加えた変更がモデル全体に反映され、フィーチャが自動的に更新されるため、設計意図を効率的に維持できます。この機能は、修正/レビューの反復サイクルが繰り返されるシート メタル設計に役立ちます。
Fusion 360 のシート メタル ツールで、変形ベースのシート メタル成形プロセスが効率的になります。荷重条件、接触条件、固定および変位境界条件、非線形マテリアル プロパティを簡単に設定し、シンプルな操作でシート メタルの成形をシミュレーションできます。
Autodesk Fusion 360 は、レーザー切断、パンチ、曲げ、溶接など、シート メタルのファブリケーションで広く使用されるさまざまな製造プロセスをサポートしています。コンピューター支援製造 （英語）では、これらの製造プロセスのツールパスを生成し、設計から物理的なパーツを簡単に製造できます。
シート メタル ルールを作成、修正、適用する方法を学びましょう。フランジ ツールの使用方法や、複数の面にわたってカットアウトを作成する方法、フラット パターンを作成し、Fusion 360 の図面で使用する方法を解説します。
Fusion 360 のシート メタル設計の基本を、オートデスク製品ドキュメント ポータルで学びましょう。シート メタル コンポーネント、ルール、フランジ、曲げ、シート メタル ボディの展開、フラット パターンについて解説します。
Fusion 360 でシート メタル モデルを設計する方法を解説します。パラメーターを使用してシート メタル モデルを編集する方法や、シート メタル ルールのライブラリを設定する方法、シート メタル モデルの製造ワークフローを学びましょう。
Autodesk Fusion 360 Nesting & Fabrication Extension （英語） は、シート メタルのファブリケーションや製造プロセスに携わるユーザーにさまざまなメリットをもたらします。例えば、材料の最適化、作業時間の短縮、生産効率の向上、コストの削減、設計・製造プロセスの統合、さまざまなファブリケーション プロセスとの互換性の確保などが実現します。
- Concrete Collective 社 共同創業者兼取締役/Michael Mitris 氏
ステンレス鋼、インコネル、チタン、アルミニウム、工具鋼、セラミック、花崗岩、装甲板などを、研磨剤を混合した加圧水で切断します。エッジが滑らかになります。
CO2 などのガス レーザーは、ビームで放射され、ミラーで誘導され、非常に高い精度でマテリアルに照射されます。
プラズマ プロセスでは、導電性ガスを使用して、トーチからマテリアルにエネルギーを伝達し、切断します。ステンレス鋼、アルミニウム、銅など、フレーム切断が不可能な金属用に開発されました。
シート メタル設計ソフトウェアは、シート メタルのファブリケーションにおける最も重要な要素です。Autodesk Fusion 360 Nesting & Fabrication Extension を使用することで、設計プロセスがどのように効率化するかを解説します。
計測単位、操作方法、メタル タイプなど、シート メタルのファブリケーションの基本的な概念をご紹介します。
成形性、延性、引張性などの優れた性質を備えるシート メタルは、広く使用されています。構造的な整合性を保ちつつ、可鍛性金属を適切に加工することは、シート メタルの製造における主な目標となります。さまざまなシート メタル成形プロセス （英語）と、それぞれが各業界でどのように使用されているかをご紹介します。
Autodesk Fusion 360 でシート メタル コンポーネントを作成する方法はいくつかあります。例えば、シート メタル ルールを使用して新しいシート メタル コンポーネントを作成することができます。このルールでは、マテリアルの厚さ、曲げ半径、コーナー レリーフを設定します。また、シート メタル コンポーネントをゼロから作成することもできます。スケッチ コマンドを使用して基準面または初期のコンター フランジのプロファイルを作成した後に、スケッチを終了し、シート メタルの面とフランジを作成します。既定のルールが使用されますが、使用するルールを変更したり、編集することもできます。
Autodesk Fusion 360 のダイレクト編集機能や高度なサーフェス モデリング機能を使用すると、大量生産の設計作業にかかる時間を大幅に短縮できます。設計しながら 3D デジタル モデルを検証できるため、プロトタイプを作成する必要もありません。統合設計環境で、応力テストや最適化も行えます。さらに、組み込みのシート メタル用コマンドを使用して、曲げモデルと展開モデルの両方の作業を合理化できます。
Autodesk Fusion 360 では、変形ベースのシート メタル成形プロセスを合理化できます。荷重条件、接触条件、固定および変位境界条件、非線形マテリアル プロパティを簡単に設定し、シンプルな操作でシート メタルの成形をシミュレーションできます。
Autodesk Fusion 360 に他の CAD システムのファイルをインポート （英語）したり、他の CAD システム形式にファイルをエクスポートしたりできます。
Autodesk Fusion 360 では簡単に曲げ許容量の計算を行い、各データの曲げ結果を柔軟に確認できます。既定の K 係数 0.44 がソフトウェアに自動的に組み込まれていますが、Inventor の統合エディタにアクセスして、曲げテーブルを作成および編集することができます。
