リアクティブ成形解析で計算時間が異常に長くなる挙動の原因とその対処方法について知りたい [Moldflow Insight]

Autodesk Support

2025年2月25日


対象となる製品とバージョン


Issue:

リアクティブ成形解析を実行すると、通常の熱可塑性樹脂の充填から反り解析よりも解析時間が大幅にかかりました。メッシュ規模としては、3Dメッシュで200万要素数で、通常の熱可塑性樹脂の解析では、充填から反りまで 3時間程、リアクティブ成形解析では充填保圧までで 130時間程です。これは熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の違いによるものでしょうか。それとも、何か他に原因があるのでしょうか。原因とその対処方法について教えてください。

Causes:

低いメッシュ品質が原因です。高アスペクト比の四面体要素が解析モデルに存在しています。

Solution:

高アスペクト比の四面体要素が解析モデルに存在する場合、解析精度に影響を与えたり、計算に時間を要することがあるため、メッシュ品質を改善します。3Dメッシュ要素(四面体要素)のエッジ長がすべて等しい場合、要素は完全な四面体となり、そのアスペクト比は 1 となります。出来る限り多くのメッシュ要素で最大アスペクト比を30 未満に維持するのが理想です(必須ではありません)。なお、推奨最大アスペクト比の値は 50 で、絶対最大値は 500 となります。具体的な対処方法としては、再メッシュやメッシュタイプの変更(DualDomain や Midplane)が有効です。

Products:

Moldflow Insight;


この情報は役に立ちましたか?


サポートが必要な場合は、Autodesk Assistant にお問い合わせください!

Assistant が回答を見つけたり、担当者に連絡するお手伝いをします。


オートデスクではどのようなサポートが提供されますか?

ご利用可能なサポートの種類は、サブスクリプションのプランによって異なります。現在のプランでご利用可能なサポート レベルをご確認ください。

サポート レベルを確認