Autodesk Infrastructure Map Server 製品のサポート終了に関する FAQ

Autodesk Support

2018年6月29日


Autodesk Infrastructure Map Server の販売/サポート終了に関する質問と回答(お客様用)

1. Autodesk Infrastructure Map Server 製品は今後どうなりますか?

オートデスクは、Autodesk Infrastructure Map Server (AIMS)のスタンドアロン製品を廃止するという苦渋の決断を下しました。  この決定に伴い、オートデスクはお客様の地理空間/マッピング ソリューションに関する要件に対応できる業界のトップ企業と連携します。これにより、GIS や BIM 間の統合を改善するソリューションの提供に取り組み、設計ワークフローへのマッピングの強化に集中できるようになります。  したがって、Autodesk Infrastructure Map Server (AIMS)の最新リリース、AIMS 2017 がこの製品の最終リリースとなります。  このリリース以降、Update や Enhancements は提供されません。また、今後新しいリリース バージョンも提供されません。

次の点に注意してください。

2018 年 1 月 7 日時点(AIMS の販売終了)

  • AIMS のサブスクリプションを新たに購入することはできません。  AIMS の Update や Enhancements の提供を終了します。  随時、Hotfix が提供される可能性があります。
  • 年間契約を締結しているサブスクリプションメンバーは、引き続き AIMS を使用し、必要に応じて現在の契約を更新することができます。  AIMS は 2019 年 1 月 をもってサポート終了となりますので、ご注意ください(以下を参照)。  詳細については、オートデスクの担当営業にお問い合わせください。  
  • 複数年契約を締結しているサブスクリプションメンバーは、引き続き AIMS を使用できますが、サブスクリプション契約の更新はできなくなります。 オートデスクでは現在この問題の解決に取り組んでおり、詳細については後日お知らせする予定です。  お客様のワークフローへの悪影響を最小限に抑えるため、オプションについてオートデスクの担当営業にご相談ください。
  • 現在 AIMS の保守プランを契約している場合は、引き続き製品を使用し、既存の契約を更新することができます。  AIMS は 2019 年 1 月 をもってサポート終了となりますので、ご注意ください(以下を参照)。
  • AIMS の保守プランメンバーは、サブスクリプションに移行するオプションを利用できなくなります。  つまり、AIMS の保守プランメンバーは、保守プランからサブスクリプションに切り替えプログラムを利用できなくなります。

2019 年 1 月時点(AIMS のサポート終了)

  • オートデスクが正式に単体製品としての AIMS のサポートを終了します。  AIMS 用の Hotfix が提供されなくなり、製品サポートも終了します。
  • これ以降、保守プランまたはサブスクリプションプランの契約更新はできなくなります。
  • AIMS の永久ライセンス契約を締結している場合は、お客様の Web マッピング ワークフローのニーズを満たすために引き続き永続的に製品を使用できます。  契約期間が終了すると保守契約の特典も終了しますのでご注意ください。
  • サブスクリプションメンバーは、AIMS にアクセスして使用することはできなくなります。  ご質問がありましたら、オートデスクの担当営業までお問い合わせください。

2. AIMS の販売終了の理由

オートデスクは、インフラ製品のラインナップの簡素化に努めてきました。 その目的は、Web マッピングから設計までのワークフローを改善するとともに、お客様のニーズに合わせて最適なオートデスク設計ソリューションを選びやすくするためです。  今回の決定により、オートデスクは GIS 分野のトップ企業との連携を強化できるようになります。  また、GIS ツールとオートデスクの BIM 設計ソリューション間におけるデータや情報のやり取りを改善するテクノロジーに注力できるようになります。  その結果、GIS と BIM のワークフローの連携機能をさらに充実させて、プロジェクトのライフサイクル全体を通じてデータを一元管理できるようになります。

3. AIMS に関するこれらの変更を踏まえて、引き続き Web マッピングの要件に対応するには、どのような代替手段がありますか?

InfraWorks と BIM 360 で Web ベースのマッピング、設計、コラボレーションの要件に対応できるか確認することをおすすめします。  AutoCAD Civil 3D や AutoCAD Map 3D など、Autodesk AEC コレクションのその他のソフトウェアに加えて、InfraWorks と BIM 360 では幅広いツール セットを提供しており、計画から設計、施工、保守に至るまで、インフラストラクチャ プロジェクトの推進に活用できます。

Esri 社のキャンペーン

Esri 社が提供しているキャンペーンもご検討ください。オートデスクと Esri 社が以前に発表した提携により、Esri 社は AIMS ユーザを対象にしたキャンペーンを実施しています。

2018 年 1 月 7 日から 2018 年 12 月 31 日までの間、Esri 社は ArcGIS Enterprise Standard および ArcGIS Desktop Standard ソフトウェアを無償で提供します。また、すぐに ArcGIS を使い始めることができるように、無償のトレーニングや Living Atlas of the World のコンテンツもご利用いただけます。この無償の特典は 1 回限定で、ライセンスは今後、Esri 社の標準保守プログラムの対象になります。

この特典に興味がある方は、こちらのページをご覧になり、詳細について Esri 社に直接お問い合わせください。

4. AutoCAD Map 3D にはどのような影響がありますか?

AIMS 2017 は、「対応製品」である AutoCAD Map 3D 2018 と互換性があります。  オートデスクは、AIMS が AutoCAD Map 3D の今後のリリースと引き続き連携できるように、最大限努力します。

AutoCAD Map 3D は今後も、計画、設計、データ管理のワークフローに対応するため CAD および GIS データに対する幅広いアクセスを必要とするお客様を対象としたオートデスクのソリューションです。  AutoCAD Map 3D が AutoCAD Civil 3D と InfraWorks の基本コンポーネントとして機能することを踏まえて、オートデスクはこれからも、AutoCAD Map 3D を 3D プラットフォーム、コンテンツ プロバイダ、Web マッピング コンテンツ マネージャとして提供していきます。 

また、AutoCAD Map 3D を含む、AutoCAD ベースのソリューションの中核となるモデリング、マッピング、作図、ドキュメント作成機能をお客様が最大限に活用していることも認識しています。  今後も新しいリリース(および AutoCAD から継承する機能)を通じて、この製品の Enhancements を提供するとともに、Update や Hotfix のサポートも継続します。

AutoCAD Map 3D サブスクリプションの新規契約および現在の契約の更新については、安心してご購入いただけます。

5. AIMS の販売/サポート終了にあたって、MapGuide Open Source プロジェクトはどうなりますか?

MapGuide Open Source プロジェクトは、Open Source Geospatial Foundation の管理下にあるため、この組織の体制に従います。オートデスクは今後もこのプロジェクトをサポートする方針ですが、貢献の度合いは少なくなる可能性があります。

6. AIMS の販売/サポート終了にあたって、FDO および CSMap OSGEO Open Source プロジェクトはどうなりますか?

FDO および CSMap OSGEO Open Source プロジェクトは、AutoCAD、AutoCAD Civil 3D、AutoCAD Map 3D、Infraworks など、多くのオートデスク製品にとって重要な要素です。オートデスクは引き続き、これらのオープン ソース プロジェクトを全力でサポートします。

7. 他に質問がある場合の問い合わせ先を教えてください。

オートデスクと Esri 社のコラボレーションおよび MOU については、インフラストラクチャ事業戦略マネージャの Eric DesRoche にお問い合わせください。

AIMS の販売/サポート終了についは、製品マーケティング マネージャの Bobby del Rosario にお問い合わせください。



              



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オートデスクではどのようなサポートが提供されますか?

ご利用可能なサポートの種類は、サブスクリプションのプランによって異なります。現在のプランでご利用可能なサポート レベルをご確認ください。

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