AEC Collectionワークフロー: Revitで空調システム設計から製造へ

Autodesk Support

2022年1月11日

このドキュメントでは、Autodesk RevitソフトウェアのHVACシステム設計について説明します。これには、推奨されるワークフロー、HVACモデリングのベストプラクティス、設計意図モデリング中にシステムブラウザを使用する方法などが含まれます。Revitの製造モデリングに設計意図を取り込み、詳細化に製造用パーツを使用します。

 

Revitでの機械ダクトモデリング 

Autodesk Revitで、建築設計者のモデルをプロジェクトにリンクし’て、MEPモデルが最新の状態に維持されるようにします。 

プロジェクト全体に制気口を配置し、オプションバーとプロパティパレットを使用して立面図と風量を追加します。  ダクトを含む機械設備に制気口を接続して、ダクトネットワークを作成します。 

定義済みのダクトタイプから選択するか、[経路設定時の優先指定]ダイアログを使用して、使用する継手を割り当てることができます。 

吹き出し口と機械設備のコネクタからダクトを直接描画します。  Revitによって空調システムが作成されます。  MEPコネクタは、プロジェクト内の負荷の計算を可能にする論理エンティティです。 

ダクトのコネクタをダクトの別のセグメントにドラッグす’るだけで、ダクトを接続することができます。  スナップとスナップのラインを使用すると、プロセスを効率化できます。  継手は自動的に配置されます。  

ダクトの断面図を分割してサイズを変更すると、適切な置換継手が追加されます。 

いつでも簡単に断面図に切り替えて、モデリングを続行することができます。 

Revitには、MEPプロジェクトのインテリジェントな空調システムをモデリングするのに役立つ直感的なツールセットが用意されています。 

 

Revitでデバイス、設備、ダクトネットワークをモデリングする

 

Revitの空調システム階層 

Autodesk Revitの強力なモデリング機能により、パラメトリックシステムデータをプロジェクト全体に伝播できます。 

システムブラウザには、各専門分野のコンポーネントのリストが表示されます。  ダクトネットワークから項目を選択すると、適切なシステム機器を選択できます。  システムブラウザでは、空調システムを含む機械設備のフォルダが作成されます。  制気口は、システム階層の最後に一覧表示されます。 

接続されたネットワークのMEPシステムを適切に構成することで、Revitのデータ伝達機能を活用できるようになります。  このMEP設計へのBIMアプローチにより、圧力損失の計算やその他の解析を実行して、プロジェクトのパフォーマンスを最適化することができます。 

 

Revitのシステムブラウザを活用し’て、解析を容易に実行

 

Revitでダクトシステムを生成する 

Autodesk Revitでは、完全なダクトレイアウトを生成することができます。 

[変換設定]ダイアログでは、立面図、ダクトサイズ、および他のダクト設定に対して必要なパラメータを指定できます。 

ダクトレイアウトに含めるシステムコンポーネントを選択します。  ダクトツールは、複数のパターンタイプを生成します。  レイアウトの編集モードでこれらのパターンを修正して、カスタムレイアウトを作成することができます。 

ダクトシステムのレイアウト生成にRevitのBIM機能を活用し’、最適な建物システム設計をより迅速かつ簡単に実現することができます。 

 

Revitのダクトシステムのレイアウト生成’機能を使用して、設計を最適化します

 

Revitでの機械ダクトのサイズ設定 

Autodesk Revitには、ダクトサイズ設定のサイズ設定方法と拘束が用意されています。 

[ダクトサイズ設定]ダイアログを使用して、プロジェクト内のダクトシステムのダクト経路のダイナミックサイズ設定方法を選択することができます。開発者は、Revit APIを活用して計算アドインを作成し、提供されるメソッドを補足することもできます。  

これらの機能を使用すると、プロジェクト全体で設’計変更が行われるときに、サイズ設定の基本設定に合わせてRevitの動作を調整することができます。 

 

Harness Revit’はダクトのサイズ設定に対する強力な自動計算です

 

Revitで設計の意図を製造用ワークフローに

Revitを使用する詳細設計者は、エンジニアリングチームが提供する設計意図モデルを製造準備のできたモデルに簡単に変換できるため、時間を節約し、品質を向上させることができます。 

製造用部品構成に含めるために使用する部品種別を選択します。 

MEP製造用パーツパレットで、変換中に使用するパーツを選択します。 

除外モードでは、使用しないパーツの選択を解除できます。 

設計意図のあるダクトネットワークを選択し、Revitで設計を自動的に製造に変換して、詳細設計プロセスを促進することを選択します。 

作図領域では、簡単に設計からパーツを削除し、クイック接続、ルートと塗り潰し、複数点経由ルートなどのツールを使用して詳細を続行することができます。 

パーツブラウザから製造用パーツを直接選択して、作図領域のパーツに配置することができます。 

変換プロセス中に、形状やサイズなど、設計意図モデルに変更を加えることができます。または、インラインパーツのマッピングを追加します。 

長さの最適化を使用して、フランジの位置を製造可能な長さに変更することができます。 

Autodesk Revit Extension for Autodesk Fabricationの相互運用性は、RevitとAutodesk Fabrication製品との通信に使用されます。 

Autodesk Revitの設計から製造への移行の機能は、設計意図と製造準備のできたモデリングとのギャップを埋め、プロジェクトのライフサイクル全体にわたってMEPシステムのエンジニアリング、設計、詳細なワークフローを連携させます。 

 

Revitの設計意図モデルを製造準備のできた詳細モデルにする

 

このシリーズのすべてのワークフローのチュートリアルを表示するには、Revit ブログのこの投稿にアクセスしてください。  ビデオは、YouTube でも「1 分間スニペット」および「3 分間デモ」として利用できます。  Autodesk AEC Collection で有効になっている建物に対するこれらのワークフローをご検討いただき、ありがとうございます。


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