ダイナミックブロックを設定および使用するためのベストプラクティス

Autodesk Support

2022年1月10日


ダイナミックブロック-ワークフロー

なぜですか?

AutoCADおよびツールセットのダイナミックブロックには、ブロックを図面に挿入したとき、または後で修正したときに、ブロックの外観と動作をコントロールする規則と制限が含まれています。これらの規則やコントロールは、既存のブロックに追加したり、新しいブロックを作成するときに使用することができます。ダイナミックブロックは時間を大幅に節約し、コンテンツの管理、整理、さまざまなプロジェクトでのコンテンツの再利用の簡素化を簡単に行うことができます。

 

そのためにはどうしたらよいですか?

各種のコントロールと動作を使用して、ブロックで作業する際の柔軟性と効率を追加することができます。次に、どのような場合にダイナミック ブロックを使用するかの例をいくつか示します。

壁またはパイプを表すジオメトリ オブジェクトにブロックを自動的に位置合わせする

ブロック上に追加の移動グリップを作成する

複数の挿入位置を追加し、ブロックを挿入するときに[Ctrl]を押してそれらを循環できるようにする

挿入時にブロックを反転または鏡像化するかどうかを選択する

ブロックのサイズまたは形状を、ボルトの長さやドアの幅などの標準的な増分にコントロールする

同じブロックの異なるバージョンを選択するために、パーツまたは類似のスタイルのファミリを表形式で表示する

ブロックを使用するときに頻繁に繰り返す作業に気がついた場合、さほど意味のない作業の量を減らして効率を相当量向上させることができます。

ワークフロー(回転および可視性の状態パラメータを適用して複数のブロックを結合する)

  1. AutoCAD (またはツールセット)で、コンテンツを含む図面を開きます
  2. ダイナミックブロックに含めるコンテンツを編成します
  3. 内容を選択し、BLOCK[ブロック登録]コマンドを入力します
  4. ブロックに名前を付け、[ブロックエディタで開く]を選択します
  5. 選択したコンテンツを重ねて移動し、必要に応じて位置合わせします
  6. ブロックオーサリングパレットから、[回転]パラメータを選択します
  7. ブロックの中央に最初の点を配置し、このパラメータのアクションスナップ点を配置する位置に2番目の点を移動します
  8. [アクション]から[回転]アクションを選択します
  9. 先ほど作成した[回転]パラメータを選択し、このアクションを使用して回転する要素を選択します
  10. ブロックオーサリングパレットから、可視性パラメータを選択します
  11. ブロック内のオブジェクトの近くにパラメータを配置します
  12. パラメータを配置すると、可視性リボンがアクティブになることに注意してください
  13. リボンから[可視性の状態]を選択します
  14. 可視性の状態を設定します。表示設定の設定新規作成..。可視性の状態に名前を付けます。
  15. 完了したら、[OK]ボタンをクリックします
  16. [ブロックをテスト]を選択して設定をテストします
  17. 結果に問題がなければ、テストブロック環境を閉じます
  18. ブロックエディタを閉じて、ブロックに対する変更を保存します


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