Clinton Perry
Elevate your design and manufacturing processes with Autodesk Fusion
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Conturo Prototyping 社が、Fusion 360 Machining Extension の幅広く高度な CNC 加工ツールをどのように活用しているか、業務への導入事例を紹介します。
ペンシルベニア州ピッツバーグと言えば、ブルーカラー労働者の支える鉄鋼産業の中心地というかつてのイメージが思い浮かぶかもしれません。しかしかつての製造業は、想像以上の急スピードで変化しています。そして Conturo Prototyping 社も、著しい変化を遂げた企業の 1 つです。
Conturo Prototyping 社は 2016 年にピッツバーグ近郊のポイント・ブリーズに設立された 1,000 平方フィートの工場からスタートしました。そしてすぐに、10 軸制御の CNC フライス加工機や 3 台の CNC 旋盤などの設備を備えた 17,000 平方フィートの工場へと成長します。その急成長の大きな理由は、アジャイルな製造ワークフローと、世界トップ クラスのエンジニアリング カスタマー サポートにありました。
「当社が共に作業するエンジニアは、誰もが複雑な目標に向けて、非常に高度な機械の組み立てやコンポーネントを作成できるスキルを備えています」と COO の Andy Lawniczak 氏は話します。「しかし彼らは、いまだに昔ながらの製造方法や加工方法を続けています。そのため、私たちが 1 日も経たないうちに設計と製造解析結果を作成して返答すると、『速いんですね！』と驚かれます」
Autodesk Fusion 360 は、工場に成功をもたらす鍵となります。初期段階に行う多くの手作業を自動化したり、シミュレーションしたりできます。このように、デジタル化によって、さまざまな作業が非常にスピーディーになります。
「問題の生じたお客様から相談を受けると、私たちはまず、Fusion 360 にお客様のデータを読み込みます」と Lawniczak 氏は話します。「すぐにジオメトリを調べ、さまざまな点を計測し、少しずつ調整しながらマシンに入力し、適合具合や実現可能性を確認します。この高度なツールを利用すれば、業務が従来より大幅に短縮化できます。これは非常に重要なポイントです」
数人の CNC プログラマーと多数の技術者が作業にあたるような従来の現場なら、1 週間でプログラミングできる部品はわずか数個というところです。対して Conturo Prototyping 社は、たった 1 日で多数の部品をプログラミングできます。汎用性を備えた Fusion 360 のおかげで顧客の問題をスピーディーに解決できるようになったと、Lawniczak 氏は話します。
「あるクライアントは、ロボットの製造を非常に短いスケジュールでこなす必要がありました。多くの部品を鋳造したかったのですが、鋳造用金型の製造には時間もコストもかかります。そこで、もっとスピーディーに製品を市場投入できるように、ジオメトリの CNC 加工をプログラミングできないかという問い合わせを受けました」
Conturo Prototyping 社は最終的に、Fusion 360 で部品全体のプログラミングを行いました。ジオメトリが複雑で入り組んでいたため、3 軸加工で製造するのはほぼ不可能でした。そこでエンジニアリング チームは Fusion 360 の拡張機能 Machining Extension を追加購入し、Fusion 360 の 5 軸機能を利用できるようにしたことで、5 軸加工用の NC コードを迅速に生成できるようになりました。
「プロトタイプを鋳造するベンダーなら半年以上かかるところですが、当社は数週間でプロトタイプを作成し、納品することができました。私たちはこうして、数多くのクライアントの問題を解決してきました」と、Lawniczak 氏は話します。
Fusion 360 Machining Extension は、CNC 機械加工の高度なツールが幅広く搭載された、別売りの拡張機能です。5 軸機能や自動干渉回避機能、急斜面と緩斜面などの加工ツールパスをはじめとする高度な機能を活用することで、複雑な形状の部品加工も容易になります。また、拡張機能に含まれる専用のツールパスとワークフローをスピンドル プローブで使用し、加工プロセス全体にわたってコンポーネントを測定することで、部品の品質を全体的に向上できます。この拡張機能はとてもパワフルだと、工場長の Patrick Fee 氏は話します。
「Fusion 360 Machining Extension を利用すると、非常に高度な CNC 加工が可能になります。たとえば、部品の位置合わせで完全に平坦に配置するためには、通常は何度もシムで調整する必要があります。数時間かかることもあり、とてもストレスがたまる作業です。しかし Fusion 360 なら、プローブがこの作業をすべて代わりにやってくれるため、作業時間を大幅に節約できます。私たちにとって、この機能はとても価値があります」
複雑な部品の製造をタイトなスケジュールで依頼されることは、Conturo Prototyping 社の工場にとっては日常茶飯事でしたが、Fusion 360 の導入後は、より短時間でより多くの作業をこなせるようになりました。「関係者は皆、タイトなスケジュールで動いているため、最先端のツールを使用することにしました。それが Fusion 360 を採用した理由です」と Lawniczak 氏は話します。「結果的に、非常に効率的なエンジニアリング環境が実現しました」
Conturo Prototyping 社の詳細についてはこちら、新たな拡張機能 Fusion 360 Machining Extension の詳細については、こちらを参照してください。