説明
公共事業の土木インフラ施設は、人々の生活を安全で豊かなもにするために毎年6兆円の予算がつぎ込まれる巨大な市場である。 その中で、上下水道・鉄道・橋梁・河川・ダムその他多くの構造物は会計検査の対象となり、極めて厳格な予算計画が要求される。 インフラ施設の設計は、主に構造計算書と設計図に分類されるが、その土木配筋図は鉄筋1本ごとに形状及び長さをmm単位g単位で計画し、どの様に配置するかを断面配筋図・全面展開図を起こして表している。 従来、これらの作業には2Dでおこなう為に熟練の技術と長時間労働という忍耐が要求された。現在では土木設計者のやりたがらない作業の代表格である 弊社はRevitを用いることで、3D上で鉄筋1本1本を現場と同じように配置し、高精度で2D図面の作成、鉄筋数量表の自動作成を可能とした。 将来的には、このRevitモデルで生成された鉄筋数量表のデータを鉄筋加工業者へ送ることで、自動で鉄筋加工が可能な日が来ると予測される。
主な学習内容
- 従来2Dで作画していた図面を、3Dモデルで作成し2D図面にすることが可能なことを知ります
- 全ての配筋を3Dモデルで作成するので、図面に不整合が発生しないことを知ることができます。
- 3Dモデルで作成した配筋から、mm単位の鉄筋数量表、または加工表を作成することができることを知ります。
- Revitで作成した3Dの配筋モデルを、AUTOCADの3Dに出力できるので、現場にRevitがなくてもAUTOCADで3Dモデルを活用可能なことを知ります。