BIM での建物の向き

Autodesk Support

2018年5月5日


はじめに:

「方向」は設計プロセスの初期段階で考慮すべき設計要素の 1 つです。なぜなら、建物の太陽に対する向きは、建物の冷暖房負荷に大きな影響を与えるためです。Insight を使用して、その場所で建物の向きを回転させて効果をすばやく検討し、建物の予測される性能に与える影響を確認できます。

最適な建物の向きを見つけることは、建物の冷暖房負荷に対する太陽熱放射のプラス効果と屋根面の太陽光発電を最大限高めることによって、建物の性能を向上させる強力な受動的設計戦略となります

このビデオでは、建物の向きを編集し、建物のエネルギー性能に与える影響を評価するワークフローを紹介します。

ワークフローのステップ:

モデルを開く

  • Classroom-No Shades Revit モデル(添付ファイル)を開きます。

モデルの Insight 結果を表示する

  • 必要に応じて、このモデルの Insight を生成します
    • [解析]タブをクリックし、[Insight を作成]をクリックします。
  • [最適化]をクリックして、結果にアクセスします。

​ベースライン前提条件をシナリオとして保存する

  • プロジェクトを選択して開き、ベースライン設定を行います。
  • 次の係数に範囲または値を設定します。
    • 操作集計表: 12/6
    • 証明効率: 0.7 - 0.3 W/sf
    • プラグ負荷効率: 0.6 W/sf
  • モデル ビューアの右上にある[シナリオを追加]ボタンを選択します。
  • アクション ボタン([タイトルなしシナリオ]の右にある 3 つのドット)をクリックし、ポップアップ メニューから[名前変更]を選択して、このシナリオの名前を変更します。
  • このシナリオの名前を「ベースライン シナリオ」に設定します。

建物の向きによる潜在的な影響を確認する

  • Insight インタフェースを下にスクロールして、[建物の向き]係数を表示します。
  • 現在の設定で考慮される値の範囲に注目してください。
  • クリックして[建物の向き]の設定を編集するには、この係数をクリックします。
  • 建物の向きのオプションを表す各ポイントにポインタを合わせると、そのオプションにおける平均 EUI (平均年間コスト)の効果を確認できます。

[モデル値]は BIM とラベル付けされ、三角形のマーカーで表示されます。その他の各オプションは、そのオプションの選択時に予測される平均 EUI (平均年間コスト)の変化を表示します。

グラフの下部にあるドラッグ ハンドルと青色のシェーディングは、解析で現在考慮されているオプションの範囲を示します。

建物の向き係数で考慮する値の範囲を選択する

  • まず、90 度回転を選択します。
    • 係数範囲の左右の端のハンドルをドラッグして、解析で考慮するオプションを選択します。
    • 平均 EUI (平均年間コスト)の影響を確認します。
  • 次に、範囲を BIM モデル値に設定します。
    • この係数で選択する値の範囲を変更することで、平均 EUI (平均年間コスト)がどのように変化するかを確認してください。
    • また、この変更の後に、平均 EUI (平均年間コスト)を ASHRAE 90.1 および Architecture 2030 ベースラインと比較してみてください。

添付ファイル



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