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ものづくりプロジェクトとFusion 360 最新技術の活用 ー 設計者、エンジニアの育成

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    説明

    本セッションでは、Fusion 360を活用した最新のテクノロジーを活用した2つのプロジェクトをご紹介します。双方のプロジェクト共に、学生と教授がインダストリーコラボレーションを両立し、Fusion 360の様々な機能を活用しながら大幅にプロダクトのパフォーマンスを向上させています。 工学院大学では、濱根先生が率いる300名を超える学生サークル、ワールドソーラーカーならびに学生フォーミュラチームで、Fusion 360を用いた車の筐体設計ならびにパフォーマンス最適化のためのパーツ設計と加工を行っています。毎年新しい学生が入部するため3D CADスキルの教育と機能班毎のデータ管理をFusion Teamに移行することで、設計班によるCFD解析やGenerative Designによるパーツのパフォーマンス向上と新人教育をFusion 360のクラウド上で両立させています。特にワールドソーラーカーでは軽量化の命題に向けGenerative Designの結果にインスピレーションを得て再設計、CAMの最適化も実施することで時間短縮と軽量化を同時に可能としました。2019年のワールドソーラーカーでは、テクニカルイノベーションアワードを受賞しています。 日本大学理学部精密機械工学科入江研究室:入江研究室は、西川精機製作所との共同研究を通じて、日本発のアーチェリーをFusion 360のGenerative Designを活用して設計、開発しました。入江研究室では、従来より学科全体での演習授業にもFusion 360を活用しており、ロボットやIoTデバイスでの活用推進を進めてきました。今回は、メイドインジャパンを取り戻すために国産アーチェリーの再生産を目指す西川精機製作所とともに、ジェネレーティブデザインを用いた製品設計、開発に協力しています。従来は手作業で実施していた計測もFusion 360のシミュレーションをフル活用し、新しいアーチェリー製品づくりに取り組んでいます。

    主な学習内容

    • Fusion 360の機能、特にCAD/CAM/CAE、Generative Design、チーム連携を活用した最新のものづくり設計ならびに製造の全体プロセスを理解することができます。
    • チームコラボレーション:クラウドを使いながら遠隔でデータを見ながら進捗を管理、データそのものを管理する方法を学びます
    • Generative Design:設計とシミュレーションのフィードバックをかけながら設計から製造までの一貫したプロセスを理解することができます。
    • 切削加工:Fusion 360のCAM機能を活用してCNCと連携させた加工方法を理解できます。