製品ライフサイクル管理(PLM)

ビジネスに適応するデータ/プロセス管理

Autodesk PLM ソフトウェアで、人・プロセス・データがひとつにつながります。開発の機敏性を高め、付加価値のないプロセスを削減し、品質を高めましょう。

プロジェクトのスケジュールが、従来より 10 日間短縮することを想像してみてください

メーカーは従来、概念設計から納品までの各プロセスで複数の CAD システムを使い分ける必要があり、それが原因でプロセスの混乱やデータの損失、プロジェクトの遅延といった問題が起きていました。Autodesk PLMソフトウェア は、統合されたマルチ CAD 環境を提供するソリューションです。プロジェクト チームが使い慣れたツールで作業しながら、会社全体で部門横断的に連携し、サプライヤーとも効率的にコラボレーションできます。あらゆる種類のファイルに対応するため、データ形式の違いを気にする必要もありません。


業界をリードする多くの企業が PLM ソフトウェアを導入することで、製品開発のコラボレーションを妨げる障壁を取り除き、プロセスを加速させ、効率を高め、機敏性を向上させています。企業各社の成功事例をご覧ください。

いつでもどこからでも自在にアクセス、コラボレーションできる共通データ環境

プロセスを合理化

複数の CAD が統合された PDM 環境とワークフローの自動化機能で開発プロセスがスピードアップすることで、より多くの時間を重要なタスクに費やせるようになり、成果物の価値を高めることができます。

動的な意思決定を推進

システム全体のデータをリアルタイムで共有できるため、コラボレーションが大幅に向上し、コストや材料が追跡可能になり、プロセスの早い段階で適切な意思決定を行えるようになります。

サプライ チェーンとの連携を強化

注文の把握と管理が容易になり、マークアップやフィードバックのやり取りをリアルタイムで行えるため、サプライ チェーンとのコラボレーションやコミュニケーションが迅速になります。

市場投入が迅速化

概念設計から製造までのワークフローを PDM 環境に統合することで、変化し続ける市場にリアルタイムで適応しながら設計レビュー/修正サイクルをすばやく行い、コストの削減や質の高いイノベーションを実現できます。

Autodesk PLM で市場投入の迅速化に成功したリーディング カンパニー

ビジネス クリティカルなプロセスの管理を PLM で効率化

製品データ管理(PDM)

製品に関するデータやプロセスをすべて 一箇所に集約し、一元管理することで、価値の低いタスクに費やす時間を削減し、製品開発の機敏性を高め、コラボレーションを効率化することができます。

部品表(BOM)の管理

効果的に BOM を管理しながら、製品に含まれるすべてのコンポーネントを文書化/追跡/レビューし、製造に向けて準備を整え、製品ライフサイクル全体にわたるデータの整合性を維持することができます。

変更管理

製品ライフサイクルの全フェーズを通じて、設計/アイテム/レコードのリビジョン管理を強化できます。各部門が効率的にリビジョンを自動化および文書化できるようになり、企業全体の可視性とトレーサビリティが向上します。

 

新製品の開発(NPI/NPD)

プロジェクト テンプレートを構成し、製品ライン/事業部門/製品チーム別に、各フェーズのマイルストーンや成果物、タスクを標準化することで、概念設計から製造までのワークフローが迅速化します。

 

サプライ チェーン管理

グローバルなサプライ チェーンと常に連携できる環境が実現します。外部関係者が、見積もり/調達/サプライヤー管理などの情報に、必要に応じていつでもどこからでもアクセスできます。

 

品質管理

品質管理のワークフローを自動化できます。変更内容が自動的に記録され、すべて追跡可能になるほか、品質指標を分析して問題発生を防ぐことができるため、不具合や不適合が低減し、製品の品質と信頼性が向上します。

 

クラウド PLM でワークフローを強化し、チーム/パートナー/サプライヤー間のコラボレーションを改善できます。


製品データ管理とクラウド PLM を組み合わせたソリューションで、ユーザー/プロセス/データが 1 つにつながります。


製品ライフサイクル管理の最新動向

ウェビナー

製品ライフサイクル管理のウェビナー

製品ライフサイクル管理のヒントやコツ、ベストプラクティスについて、オートデスクのエキスパートが解説します。Autodesk PLM を使用してコラボレーションを効率化し、機敏性を向上し、製品品質を改善する方法を、豊富なウェビナー ライブラリでご覧ください。

 


ライフサイクルの調査レポート

生産性が向上し、コラボレーションがシンプルに

現在、多くのメーカーが、製品開発のデータやプロセスを効率的に管理・実行するための新たなアプローチを模索しています。製造業界では、プロジェクトを迅速化するために、従来の古い手法から PLM へと移行する動きが広がっています。その理由をご覧ください。

 


CIMdata 社の論評

必ずしも複雑ではない PLM

現代の企業に必要なのは、小規模な PLM 環境の導入から開始し、必要に応じて拡張していくための戦略的なアプローチです。デジタル トランスフォーメーションのエキスパートである CIMdata 社のアドバイスをご覧ください。ビジネスとともに拡大できるコネクテッド ソリューションが製品開発に必要な理由を解説しています。

 


Autodesk PLM をすばやく導入、簡単に拡張

Autodesk PLM は、モジュール式のプロセスと構成可能なワークフローを搭載します。必要に応じて機能を実装し、すぐに利用を開始できる柔軟なソリューションです。詳細については、オートデスク営業担当にお問い合せください。

製品ライフサイクル管理(PLM)に関するよくある質問(FAQ)

PLM とは何の略ですか?

PLM は、「Product Lifecycle Management」(製品ライフサイクル管理)の略です。製品ライフサイクル管理ソフトウェアを利用すれば、会社全体が部門を超えてひとつに連携し、エンジニアリングからサプライ チェーン、品質管理、製造までの製品ライフサイクル全体に関わる関係者全員がコラボレーションできる環境が実現します。すべてのデータを一元管理しながら作業で共有することで、製品の質が向上し、市場投入が迅速になります。

PLM ソフトウェアとは何ですか?システムの定義について教えてください。

PLM ソフトウェアは、製品の概念設計から開発、製造、サービス、廃棄に至るまで、製品ライフサイクル全体を通じてデータとプロセスを一元管理および自動化できるソリューションです。関係者全員が部門横断的にコラボレーションできる環境が実現します。また、新製品の導入(NPI)、部品表(BOM)の管理、変更管理、サプライヤー管理、品質管理などの機能を備えています。 

 

PLM を利用すると、どのようなメリットがありますか?

常に変化している製造業界で、メーカー各社は、世界的な市場状況や顧客ニーズに対応しながら他社と競争し、複雑化し続ける製品を完成させて市場に投入する必要があります。PLM ソフトウェアは、メーカー企業のそうした課題をサポートするソリューションです。データ/プロセス管理に PLM を活用することで、機敏性やレジリエンスが高まり、会社全体の時間とリソースにゆとりが生まれ、ビジネス チャンスをとらえながらすばやく課題を解決できるようになり、適応性が向上し、イノベーションが加速します。 

 

会社全体で部門を超えてひとつに連携できるだけでなく、サプライヤー、ベンダー、請負業者、顧客などの外部関係者とのリアルタイム コラボレーションも可能になります。関係者全員が部門横断的にひとつにつながり、製品設計、エンジニアリング、製造、品質管理のデータをすべて一元管理できます。人・プロセス・データを PLM という中央システムに集約することで、コラボレーションを強化し、製品開発やサプライ チェーンの機敏性を向上し、付加価値のないプロセスにかかる時間を削減し、製品品質を高め、市場投入を加速させることができます。

製品ライフサイクル管理が重要なのはなぜですか?

多くの企業は、部門ごとにサイロ化された環境で業務を行っています。そのような環境では、製品情報が、各チームの分断されたネットワーク ドライブや個々のコンピューターに分散している可能性があります。そうすると、プロジェクトに関わる人・プロセス・データがチームごとに分断され、整合性が失われてしまいます。開発が進むにつれて、製品に関する情報を見つけるのが困難になり、各チーム間でデータ バージョンの行き違いも生じてしまいます。これがミスや遅延、非効率性につながります。製品ライフサイクル管理ソリューションを活用すれば、データを一箇所に集約して一元管理することで、サイロ化の壁を取り払い、ワークフローを自動化し、企業全体の人・プロセス・製品情報をひとつにつなげることができます。 


製品ライフサイクル管理を企業に導入すると、製品やサービスを創出/構築/サポート/革新するワークフローが飛躍的に向上します。関係者全員が、必要に応じていつでもどこからでも正確な最新情報にアクセスしながら作業できるようになり、ミスが減ります。コラボレーションの障壁を取り除き、効率と機敏性を高めることができます。 


また、PLM ソフトウェアの KPI ダッシュボードを利用すると、プロジェクトのタスクやレポート、監査を手動で調整する必要がなくなり、作業時間を短縮できます。さらに、開発サイクルの初期段階に、製品のパフォーマンス データを利用してクローズドループのトレーサビリティと設計の改善を実現できるため、製品の品質向上につながります。ここに挙げたのは、製品ライフサイクル管理が重要な理由のほんの一部に過ぎません。業種を問わず、世界中のあらゆる規模の企業が PLM を活用することで利益を上げています。   

PLM はどのような業種やセクターで利用されていますか?

製品ライフサイクル管理は、産業機械コンシューマー製品 (英語)、建築資材・製造(英語) 、自動車・輸送機器、電子機器、医療機器などの製品や機器の開発を手がけるメーカーやサプライ チェーンに活用されています。 

PLM の主な構成や機能について教えてください。

Autodesk PLM は、すぐに利用を開始でき、ビジネス ニーズに合わせて拡張しながら最適なデータ/プロセス管理を実現できる高い柔軟性を備えています。複数の CAD が統合されたデータ管理 (英語)環境で、あらゆるユーザーが使い慣れた設計ツールで作業できるほか、一般的に広く使用されているシステムに応じたプラグインも用意されています。また、プロセス管理機能によって、設計コラボレーション/レビュー、部品表、変更/品質管理、新製品の導入、サプライヤーとのコラボレーションなどのワークフローを標準化できます。 

 

Autodesk PLM は、ビジネス ワークフローの標準化に役立ちます。中核的な PLM アプリに加えて、数十種類の業種別プロセスも追加料金なしで使用できます。  また、搭載されるワークフローをビジネス ニーズに応じてカスタマイズしてすぐに利用できるため、作業を毎回一から始める必要がありません。必要に応じて柔軟に機能を実装できます。Autodesk PLM は、あらゆるデータとプロセスを管理できる共通データ環境です。オープン API を使用して ERP やCRM などの他の業務システムとも簡単に統合できるため、データの活用範囲が広がります。 

製品ライフサイクル管理ソフトウェアで、どのようなことができますか?

製品ライフサイクル管理ソフトウェアは、製品ライフサイクルにおけるさまざまな変動要素の管理に役立ちます。例えば、次のような機能を備えています。

  • 製品データ管理(PDM) (英語):製品に関するあらゆる情報を一元管理することで、コラボレーションが改善し、設計の再利用やリビジョンの追跡、エラーの削減、生産性の向上が実現します。
  • 部品表(BOM):構造化された BOM を会社全体で一元管理・共有することで、製品ライフサイクルの全フェーズを通じて、関係者が常に正確な最新情報にアクセスできるようになります。
  • 新製品の開発:プロジェクト テンプレートを構成し、製品ライン/事業部門/製品チームなどの分類別に、各フェーズのマイルストーンや成果物、タスクを標準化できます。
  • 変更管理:変更要求や変更管理の提出・追跡・承認に必要な詳細情報を正確に把握できます。
  • 品質管理:品質管理ワークフローを自動化し、変更を追跡・記録し、品質指標を分析して問題を回避できます。
  • サプライヤーとのコラボレーション:グローバルなサプライ チェーンと常に連携できる環境が実現します。外部関係者が、見積もり/調達/サプライヤー管理などの情報に、必要に応じていつでもどこからでもアクセスできます。

製品データ管理(PDM)と製品ライフサイクル管理(PLM)の違いを教えてください。

PDM は、PLM の基盤となります。PDM はあらゆるファイル形式に対応し、製品に関連するすべての情報のデータ管理を一元化するソリューションです。CAD システムと統合された PDM が、データ作成、レビュー、リリース プロセス、業界標準に関する社内標準の適用に役立ちます。PDM は、製品ライフサイクルにおける設計・エンジニアリング フェーズの、リビジョン追跡や、ミスの削減、設計の再利用、コラボレーションの改善に役立ちます。 

 

一方、エンジニアリング以外の部門や、製品データを使用するその他の業務プロセスに役立つのが、PLM です。会社全体が部門を超えてひとつに連携し、エンジニアリングからサプライ チェーン、品質管理、製造までの製品ライフサイクル全体に関わる関係者全員がコラボレーションできる環境が実現します。Autodesk PLM は、PDM と PLM の両機能を備えており、製品ライフサイクル全体の製品データ/プロセス管理が効率化します。 

PLM は、製品開発とイノベーションにどのように役立ちますか?

現代のメーカーはかつてないほどに、レジリエントかつ革新的であることが求められます。顧客の期待値や市場状況、サプライ チェーンの問題、企業間競争など、内外のさまざまな要因によって、常に変化し続けることが必要となっているのです。

 

多くのメーカーはこうした課題に対処するために、事業のデジタル化を進めています。テクノロジー ソリューションの導入によって従来の古い製品開発手法を進化させ、無駄を削減し、イノベーションのための時間とリソースを増やしています。PLM は、デジタル トランスフォーメーションの鍵となる重要なテクノロジー ソリューションです。効果的なデータ/プロセス管理機能によって、サイロ化されていたシステムや手作業で行っていたプロセスを効率化できます。 

 

PLM を導入すると、人・プロセス・データが共通のコラボレーション環境に統合されます。会社全体だけでなく、サプライヤーやパートナー、顧客などの外部関係者も含めた製品ライフサイクルの関係者全員がひとつにつながります。これにより、ワークフローが効率化し、開発コストが低減するとともにサイクル タイムが短縮し、より多くの時間をイノベーションに費やせるようになり、短期間で高品質な製品を市場に投入できるようになり、ビジネス チャンスをすばやく捉えながらビジネスを成長させていくことが可能になります。 

PLM は、さまざまなチームや部門間のコラボレーションやコミュニケーションに、どのように役立ちますか?

PLM では、関係者全員が一元化されたシステムを介して、必要なデータにいつでもアクセスできるため、ミスが減り、会社全体の生産性が向上します。プロジェクト チームは、部門や事業部、地域などの違いを超えてコラボレーションできるほか、プロジェクトや役割ごとに各ユーザーのデータ アクセス/編集権限を設定・管理できます。また、リビジョン管理によって、関係者全員が正しいバージョンのデータを参照できるようになり、後工程でミスや手戻りが起きるリスクを防ぐことができます。さらに、変更管理によって、変更要求や変更管理がリアルタイムで表示され、完全なトレーサビリティを確保できます。

PLM は、サプライ チェーン管理やベンダーとのコラボレーションを、どのようにサポートしますか?

PLM では、承認されたベンダー、ベンダーの提供製品、価格、連絡先情報、監査証跡の履歴などの情報が一元管理され、そうした最新のサプライヤー情報に、関係者全員が必要に応じていつでもアクセスできます。そのため、過去に品質問題を起こしたサプライヤーや、業界標準や規制に準拠していない可能性のあるサプライヤーを誤って起用するリスクを防ぐことができます。PLM システムでは、サプライヤーのレビュー通知が自動化され、承認ステータスをリアルタイムで追跡できます。

 

PLM を使用すると、サプライヤーとのコラボレーションが容易になります。PLM システムでデータとプロセスを一元管理することで、電子メールや共有ドライブを介してデータをやり取りする必要がなくなるため、誤って古いデータを使用したり、データを紛失してしまうようなリスクがなくなります。サプライヤーは、図面や 3D ビジュアライゼーション モデルにシームレスにアクセスし、RFQ プロセスに参加できます。また、設計コラボレーション中にマークアップやフィードバックをリアルタイムで共有できるため、コミュニケーションがより効果的かつ効率的になります。PLM を使用することで、サプライヤーのリードタイムが短縮し、成果物の精度と品質が向上し、要件を満たす成果の実現に役立ちます。

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