デジタル トランスフォーメーションによるイノベーションの推進

ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)は、デジタル トランスフォーメーションを促進します。業界を越え、デジタル プロセスによって、創造性、調整、成果の向上につながる基盤が構築されます。

データはデジタル トランスフォーメーションの鍵である(ビデオ:2 分 36 秒 英語)

ビジネスの成長と建築の未来につながる変革

データに基づいたデジタル ソリューションは、AEC(建築、土木エンジニアリング、建設)ツールキットの機能を広げ、設計の支援だけでなく、多様なサービス、コラボレーションによる創造性、性能の高い建設環境の実現に向けたリーダーの意思決定にも役立ちます。建築、土木エンジニアリング、建設および建物運用業界のリーダー企業の 79% が、自社の今後の成長はデジタル ツールの利用によってもたらされると回答しています(『デザインと創造の業界動向調査 』 オートデスク 2024 年)。貴社のデジタル トランスメーションの取り組みはどこまで進んでいますか?

AEC 業界の主要なトレンド

75%

「予期せぬ変化に対処する準備ができている」と回答


31%

「デジタル トランスフォーメーションによって生産性が向上している」と回答


80%

「AI はこの業界を強化する」と回答



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リンク先参照: オートデスク、2024 年度デザインと創造の業界動向調査』レポートおよび調査データ

sodam 2024 report

成長にはサステナビリティが不可欠

建設業界におけるビジネス リーダーの 78% が、「サステナビリティは今後の成功に欠かせない重要な要素」と考えていることが、2024 年度版『デザインと創造の業界動向調査: サステナビリティ』レポートで明らかになりました。サステナビリティがどのようにイノベーションを推進し、新たな機会を生み出す要因となっているか、最新のレポートでご覧ください。

AECO 業界の未来は AI にかかっている

AI は、AECO(建築、土木エンジニアリング、建設、建物運用)組織に不可欠なパートナーとなりつつあり、イノベーションを促進し生産性を向上させています。もちろん人間による創造性が最も重要ですが、多くのビジネス リーダーが AI は将来的な成功に不可欠だと考えています。

ワークフローを変革するソリューション

AEC BIM 建設レンダリング

BIM で 建設業界のデジタル トランスフォーメーションを加速

建設業界では、BIM がデジタル トランスフォーメーションをスピーディに進める鍵となっています。構造化された複数分野のデータを統合して、ライフサイクル全体にわたるアセットのデジタル表現を作成できます。オートデスクの BIM ソリューションを活用すれば、ビジネスと建設の未来につながるより良い働き方とより良い成果を実現できます。


タブレットで共同作業する AEC プロフェッショナル

デジタル プロジェクト デリバリーで、リソースの価値を最大限に引き出す

クラウドベースの共通データ環境で、プロジェクトのライフサイクル全体のプロセス、データ、チームがひとつにつながり、オフィスの枠を超えて、いつでもどこでも共同作業を行える環境が実現します。ワークフローの透明性を確保し、作業の妨げとなる要素やミスを減らし、作業能力を高めることができます。共通データ環境でデータを一元管理することで、データのサイロ化を解消し、データ アクセスを改善し、インサイトを生成し、プロジェクト全体を把握することが可能になります。そしてワークフローの透明性を確保し、作業の妨げとなる要素やミスを減らし、作業能力を高めることができます。


建設現場でタブレットを使用している建設作業員

Autodesk Forma を活用して高まる期待値に応える

より良い成果とリスクの低減への期待値は高くなっています。プロジェクトの複雑性とデータの量は増していますが、多くのツールやプロセスはその状況に対応しきれていません。Autodesk Forma は、建設環境の設計、構築、運用に携わるチーム間のワークフローを統合する AEC 業界向けクラウドです。データ フローを円滑にし、適切な人が適切な情報に確実にアクセスできるようにします。


BIM を説明する都市とインフラのレンダリング

Autodesk AEC Collection でより多くの成果を達成

Autodesk AEC Collection は、設計者、エンジニア、施工会社に、クラウドベースの共通データ環境でサポートされている BIM ツール、CAD ツールを提供します。初期設計から施工まで、プロジェクトの実行が促進されるため、高品質の設計が可能になり、プロジェクトを最適化して予測可能性を向上させることができます。


建設業界の未来に向けて準備

気候変動、サプライ チェーンの混乱などの課題に対応するため、建設業界の将来は、デジタル プロジェクト デリバリー、自動化、スムーズなワークフローの土台となるプラットフォームによって築かれます。

クラウド ネイティブのコネクテッド プラットフォームを基盤とする未来に向けた現在の動向、今後の変化についてご覧ください。

建築、土木エンジニアリング、建設業界のデジタル トランスフォーメーションとコネクテッド データを表現した都市景観のレンダリング

オートデスクのレポート:2024年度版『デザインと創造の業界動向調査』

ビジネス レジリエンス、サステイナビリティ、人材管理を、デジタル トランスフォーメーションがどう促進するか、AECO (建築、土木エンジニアリング、建設、建物運用)業界のリーダーたちのインサイトをご覧ください。

よくある質問(FAQ)

建設業界のデジタル トランスフォーメーション(DX)とはどのようなものですか?

デジタル トランスフォーメーションは、単一のテクノロジーではなく、一夜にして起こる変化でもありません。建設業界は、数年にわたる大きな変革期を迎えています。デジタル トランスフォーメーションの主な要素には次のようなものがあります。

 

  • デジタル プロセスに移行してスキルセットを強化し、生産性を向上させます。 
  • クラウドを使用したコラボレーションとデータ管理を取り入れることで、データや有意義なインサイトへのリアルタイムのアクセスが可能になります。 
  • プロセスを自動化し、スケーリングできます。デジタル ファーストのマインドセットを取り入れ、ビジネスの慣行を変革します。 
  • デジタル ツインによってデータと設計の循環性を生かせるようになり、デジタル アセットや物理アセットを再利用し改善できます。

建設業界のデジタル トランスフォーメーションを推進する主要なテクノロジーは何ですか?

デジタル ファーストのマインドセットを持つ 企業は、BIM ベースのソフトウェアをモノのインターネット(IoT)、エクステンデッド リアリティ(XR)、予測分析、シミュレーションなどのテクノロジーと組み合わせて使用し、リスクの低減、ビジネス レジリエンス、サステイナビリティの向上といった成果を実現しています。 

 

BIM (英語) と分野横断的なテクノロジーの統合は、世界での成功している 建設 プロジェクトの中心となっています。建設業界は既にデジタル トランスフォーメーションの次の段階に進んでおり、人工知能(AI)と機械学習が用いられるようになっています。この段階では、 企業はデータとインサイトを活用することで、プロセスを連携させてワークフローを自動化し、建設環境をより詳しく理解できるようになります。

ビルディング インフォメーション モデリング(BIM)は、デジタル トランスフォーメーションにどのように組み込むことができますか?

BIM は建設業界におけるデジタル トランスフォーメーションの基盤です。 BIM プロセス (英語)は、設計、エンジニアリングから施工、運用 (英語)に至るまで、プロジェクト ライフサイクル全体にわたってチーム、ワークフロー、データを連携させるため、より効率的な作業方法と優れた成果を実現できます。

クラウドベースのコラボレーション ツールを 建設プロジェクトに導入するメリットは何ですか?

企業の円滑なプロジェクト デリバリーは連携したチーム、データ、プロセスに始まり、共通データ環境で標準を共有して共同作業を進めることが重要です。 プロジェクトの計画から共同設計、設計・施工管理、運用まで、各プロセスの関係者がプロジェクトにアクセスし、リアルタイムにコラボレーションできます。 これにより、生産性が大幅に向上し、コストのかかる手戻り、エラー、データ損失を減らすことができます。デジタル プロジェクト デリバリーの詳細をご覧ください。

オートデスクには、デジタル トランスフォーメーションに役立つどのようなソフトウェアがありますか?

オートデスクの Architecture, Engineering & Construction Collection は、設計者、エンジニア、施工会社に必要なツールを提供する BIM ソフトウェアおよび CAD ソフトウェアをそろえたスイート製品です。クラウドベースの共通データ環境でサポートされる各ソフトウェアを利用して、プロジェクトの初期設計から施工までに対応できます。 

AEC Collection では統合された解析、ジェネレーティブ デザイン、ビジュアライゼーション、シミュレーション ツールを利用でき、ドキュメント管理、構想設計、モデリング、調整、ドキュメント作成のワークフローによって、ビジネスのデジタル トランスフォーメーションを促進されます。

さらに、クラウドベースの設計コラボレーションおよび設計管理ソフトウェア、Autodesk BIM Collaborate Pro をチームで使用すると、一元的なデータ、柔軟なワークフロー、自動解析を利用し、プロジェクトの完全な可視性を得ることができます。

建設業界の中小規模企業が限られた予算でデジタル トランスフォーメーションに取り組むにはどうすればよいですか?

デジタル トランスフォーメーションの実現に向けて最適なアプローチを模索しているのは、中小規模の企業だけではありません。オートデスクの『デザインと創造の業界動向調査』レポートでは、調査に参加した 建設業 企業のうち、自社のデジタル成熟度について「高い」と評価しているのは 36% に過ぎません。 46% にのぼる企業が、自社のトランスフォーメーションについて初期段階または中間段階であると評価していました。 企業の規模にかかわらず重要な点は、パンデミックとその後の経済的な大変動で得た教訓を生かすことです。 リソースが限られた企業は、基本的なプロセスにデジタル ツールを全面的に利用し、またリモート ワークを積極的に導入することから始めることができます。それにより、より多くの地域でデジタル スキルを持つ人材を獲得できます。

建設業界のデジタル トランスフォーメーションは、サステイナビリティと環境にやさしい建設の実践にどのような影響をもたらしていますか?

デジタル プロセス、共有データ環境、データによるインサイトの向上、デジタル トランスフォーメーションのその他の要素により、組織はより適切な意思決定を下し、より持続可能な結果を達成できるようになります。

環境にやさしい建設の実践には、手作業のプロセスでは対応できない複雑な要素が伴います。閉ループ経済の中で資源をどのように消費し維持すべきかについてのシステム思考のアプローチに、デジタル ソリューションは欠かせません。たとえばネット ゼロ戦略や循環型社会の原理を調査し、取り入れることによって、建設業界は、この必然的な変化の流れから、コストではなく、ビジネス機会を見出すことができます。

将来的にレジリエント、サステナブルかつ公正な建設環境を構築することを最終目標として、建設業界がより持続可能な成果を達成するための推進要因や、現在欠けていること、潜在的な機会を徹底的に調査します。詳細はこちらのレポート(英語)をお読みください。

建設業界のデジタル トランスフォーメーションの最新の動向と将来の展望を教えてください。

デジタル化が進むにつれて、たとえば ChatGPT などの AI ツールを使用することで、以前は複雑で時間がかかっていたプロセスを簡単に処理できるようになり、デジタル トランスフォーメーションに遅れていた企業も追いつけるようになります。 これにより、デジタル成熟度が高い組織にもプレッシャーがかかり、イノベーションがさらに進むと同時にスキルを持つ人材を引き付け、維持するための競争が激化します。 このような今後の変化に対応するには、企業はイノベーションを重視する文化を今から確立させ、将来に備える必要があります。 企業の将来への準備の詳細については、こちら(英語)をお読みください。

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