設計とエンジニアリング

あらゆる問題を解決する洗練されたソリューション

優れた設計・エンジニアリングこそが世界中の複雑な課題を解決すると、オートデスクは信じています。

開発プロセスの新たな可能性が広がる

優れた製品をすばやく市場投入し、競争を勝ち抜くためには、効率性がきわめて重要になります。コラボレーション ワークフローを改善し、設計・エンジニアリング プロセスを合理化し、データの価値を継続的に引き出せる環境を整えることで、効率性は実現できます。

ただし、サプライ チェーンの変化や、顧客ニーズの進化、競合他社からのプレッシャーなどによって、新たな課題は生まれ続けるでしょう。市場の最前線を走り続けるためには、過去に固執せず、常にビジョンをアップデートし続ける必要があるのです。

設計者・エンジニアが指摘するビジネス チャンス

ビジョンを実現するには

利益率を上げ、市場シェアを拡大

売上を増加させ、コストを削減する。と言うのは簡単ですが、ビジネスを成長させることが過去に比べて複雑になっていることを、現代の製品開発企業は理解しています。顧客を喜ばせるためには、製造可能性を考慮しつつ、インパクトのある素晴らしいアイデアをスピーディーに実現するための新たな手法を見つける必要があります。

機敏性とパフォーマンスのバランス

設計者やエンジニアは、機敏性を高め、生産性を上げ、競争力を維持するための方法を常に模索し続けています。自動化、データ管理、コラボレーションなどの最新アプローチを活用することで、作業時間や材料を削減しつつ高性能な製品を実現できるようになり、競合優位性を強化できます。

イノベーションを促進し、生産性を向上

顧客ニーズのインサイトを収集し、これを基にユーザー エクスペリエンスを改善する能力が、真のイノベーションを加速させる原動力となります。スマートな製品開発企業は、そのことをよく理解しています。競合他社の先を行くためには、豊富なデータに自在にアクセスできるデジタル プラットフォームが欠かせません。

製品設計・エンジニアリング向けのソリューション

製品ライフサイクル管理(PLM)

共通データ環境を通じて、関係者全員が常に同じ認識を共有できます。マルチ CAD の統合環境で、チームのコラボレーションが改善し、開発プロセスが迅速になり、製品化までの時間が短縮し、サプライ チェーンの透明性が高まります。

 

 

 

産業機械設計

機械設計用のさまざまなツールを搭載する統合環境を導入することで、設計チームと製造チームのコラボレーションを阻む障壁を取り除くことができます。エキサイティングな最新テクノロジーで、チームワークを加速させ、環境への不要な負担を削減し、製品の幅を拡大させることができます。

 

製品設計

統合ソリューションによって、アジャイルな製品開発と画期的なイノベーションが実現します。新製品の企画構想からプロトタイピング、ブラッシュアップ、市場テストまで、設計・エンジニアリング チームのワークフロー全体が、かつてないほど迅速になります。

 

 

製品設計・エンジニアリングの最新トレンドをチェック

自動化

AI でイノベーションが加速

高度なテクノロジーとコラボレーションのアプローチで業務に変革をもたらす方法を、Harvard Business Review のレポートでご確認ください。

 


コンバージェンス

2023 State of Design & Make

グローバルな調査結果を、設計・製造業界のビジネス リーダー向けに要約したレポートです。最新動向に基づき、的確な意思決定を下しましょう。

 


データとインサイト

データの価値をさらに引き出す

業界のリーディング カンパニーは、製品関連のデータやプロセスの管理にクラウド環境を活用しています。Tech-Clarity 社のレポートで詳細をご確認ください。

 


各企業とのパートナーシップで、設計・エンジニアリングの堅牢なエコシステムを実現

オートデスクは、業界をリードするさまざまな企業との提携を通じて、一般的に広く使用されているソフトウェアとの連携機能を実現しています。オートデスク ユーザーは、幅広いデータ互換性や拡張機能、プロセスの自動化による作業時間削減など、汎用性の高い機能によって競合性を高めることができます。

サステナビリティ ソフトウェア

Makersite

Makersite 用 Fusion 360 アドオン (英語) を利用すると、設計エンジニアはコスト・二酸化炭素排出量・材料選択のリスクの間でバランスをとりながら、サステナブルな設計オプションを早期から選択できます。Makersite では、コンプライアンス、リスク、健康、安全、サステナビリティなどの複数条件をリアルタイムに分析し、設計を評価できます。フィードバックをリアルタイムで取得しながら、サステナビリティに関する設計の影響を確認および削減するとともに、製品品質を高め、市場投入までの時間を短縮できます。

 

製造ソフトウェア

Xometry

Xometry Instant Quote アプリ (英語)を利用すると、設計エンジニアは、複数の製造方法にわたる価格とリード タイムの見積もりを、Fusion 360 から直接行うことができます。製造組立容易性設計(DfMA)のフィードバックを取得し、設計変更によるコストへの影響をリアルタイムで確認しながら、パーツ製造コストを削減し、市場投入までの時間を短縮できます。完成した設計は、Xometry Supplier Network から直接、オンデマンドで注文・製造できます。

 

設計ソフトウェア

Ansys

Autodesk Fusion 360 Signal Integrity Extension は、オートデスクと Ansys 社が提携して開発した Fusion 360 拡張機能です。統合された電磁解析機能を、設計・エンジニアリング チームに提供します。PCB 設計者は、この解析機能を活用することで、プロトタイプを何度も作成する必要もなく信号劣化を確認し、製品の信頼性を高め、要件どおりの機能を実現できます。オートデスクと Ansys 社の戦略的な提携によって、PCB 設計と筐体設計の統合ソリューションが実現しました。これを利用することで、製品の品質を高めるとともに設計サイクル タイムを短縮することができます。

 

設計・エンジニアリング プロセスのデジタル トランスフォーメーションを始めましょう

オートデスクの設計・製造ソリューションは、あらゆるニーズに応える幅広い機能を搭載し、専門分野や業種の違いを超えた幅広いプロセスをサポートする相互運用可能なワークフローを提供します。詳細については、オートデスク営業担当者までお気軽にお問い合わせください。それぞれの課題に応じた解決方法をご案内します。

設計・エンジニアリングに関するよくある質問(FAQ)

設計エンジニアリングとは何ですか?

設計エンジニアリングとは、概念設計から物理的な製品を創出するために、共同作業で進められるクリエイティブな問題解決プロセスです。設計意図を満たし、顧客の期待に応える製品を完成させ、収益を確保するためには、専門的な知識と経験が必要となります。

例えば、建物や土木インフラの建設、産業機械設計コンシューマー製品設計(英語)、材料製造・処理などが、設計エンジニアリングに含まれます。設計エンジニアリング分野の職種には、インダストリアル デザイナー、機械/電気/電子エンジニア、シミュレーション スペシャリスト、CAD 設計者、CAD オペレーターなどが含まれます。

設計エンジニアはどのような仕事をしますか?

設計エンジニアは、数学的原理、工学物理学、業界知識、専門的なソフトウェアを駆使してさまざまな課題を解決しながら、概念設計から詳細設計へとアイデアを発展させます。詳細設計では、要件を満たすと同時に収益性も実現する必要があります。この詳細設計は、コンピューター支援設計(CAD)モデル、技術図面部品表(BOM)、仕様書などを通じて、製造部門や調達部門などの関係者に伝達されます。エンジニアリング設計開発プロセスは、インダストリアル デザイン、機械/電気/電子エンジニアリングなど、複数分野にわたるチーム間のコラボレーションで進められます。また、顧客やサプライヤー、製造チーム、プロジェクト管理者などの関係者との間で、レビュー/修正のフィードバックのやり取りが行われる場合もあります。

設計・エンジニアリング プロセスとは、どのようなものですか?

製品開発ビジネスを成功させるには、設計エンジニアリングがきわめて重要になります。設計開発の目的は、顧客とビジネスの両方にメリットをもたらす製品ソリューションを考案し、合意に至ることです。設計開発には、予算、エンジニアリング能力、製品化までの時間などの制約があります。設計エンジニアリング プロセスでは、アイデアからプロトタイピング、テスト、評価、レビューの開発サイクルを進める中で、レビュー/修正の反復を繰り返しながら設計を最適化し、信頼性と製造可能性を高めていきます。設計エンジニアリング プロセスは、まずは問題の定義から始まります。そこから可能性のあるソリューションをブレインストーミングし、プロトタイプの作成とテストを行い、フィードバックを収集し、問題をさらに絞り込むことができるか、提案されたソリューションを否認/承認するか、別の開発サイクルでソリューションを改善できるかを評価します。

設計・エンジニアリング ソフトウェアとは何ですか?

設計・エンジニアリング ソフトウェアは、タスクの自動化やデータ管理など、製品開発をサポートする機能を備えています。エンジニアリング設計ソフトウェアには、例えば製品データ管理(PDM)製品ライフサイクル管理コンピューター支援設計(CAD)コンピューター支援エンジニアリング(CAE)などがあります。

CAD ソフトウェアでは、製品や機械設計の仮想的な 3D モデルを作成したり、技術図面や部品表(BOM)などの関連データを作成したりできます。設計エンジニアは、コンピューター支援エンジニアリング(CAE)の土台として CAD モデルを使用します。CAE は、提案されたソリューションが設計意図を満たしているかどうかを評価するために使用されます。エンジニアリング設計向けの CAE シミュレーション ソフトウェアには、有限要素解析(FEA)と数値流体力学(CFD)が含まれます。道路から橋、建物、自動車、飛行機、衣服、日用品、加工食品、水、発電まで、身の回りのあらゆるものの設計に、CAD ソフトウェアは使用されています。

業界のプロフェッショナルや企業は、設計・エンジニアリング ソフトウェアを使用することで、どのようなメリットを得られますか?

工業製品やコンシューマー製品を製造する企業は、顧客ニーズに応える(英語)革新的な製品を、競合他社よりも早く開発し、市場に投入しなければならないというプレッシャーに常に迫られています。製品開発を成功させるには、設計エンジニアリングが鍵となります。顧客ニーズを満たすとともに、ビジネス的な利益を生み出せる製品を実現することが、設計エンジニアリングです。製品開発の中で下された決定事項は、品質やコンポーネント、材料、製造プロセス、ライフサイクル全体にわたる製品の使いやすさに影響します。設計者やエンジニアは、コンピューター支援製造(CAM)やコンピューター支援エンジニアリング(CAE)などの設計エンジニアリング ソフトウェアを使用することで、設計プロセスを自動化したり、データ インサイトを管理したり、タイムリーに効果的な判断を下したりできます。そして結果的に、素晴らしい製品の実現や、運用効率の向上、市場投入の迅速化といったメリットがもたらされます。

設計・エンジニアリング ソフトウェアの主な機能や特長を教えてください。

製品開発チームは設計・エンジニアリング ソフトウェアを使用して、プロセスを自動化したり、データ インサイトを管理したり、全体的な設計開発時間を短縮しつつ品質を維持することができます。設計エンジニアリング用 CAD ソフトウェアの主な機能と特長は、次のとおりです。

  • パーツやアセンブリの 3D モデルを作成し、設計の物理的な寸法や空間的な関係を概念化できます
  • 専門分野に特化した機能や CAD ライブラリを活用して、シャフトとギア、ボルト接続、シート メタル、溶接、構造、配管経路、電気配線ハーネスなど、設計における機械・電気(英語)要素の作成を自動化できます
  • 2D 技術図面の作成機能や 3D モデルの注釈機能を利用して、材料、仕上げ、製造技術、寸法、公差などの製造情報を正確に伝達できます
  • プレゼンテーション ツールやレンダリング ツールで設計のフォトリアルなイメージやアニメーションを作成し、アセンブリに関する指示の伝達や営業/マーケティング資料に利用できます
  • シミュレーション機能で応力、振動、流量を計算したり、ジェネレーティブ デザイン ツールでコンポーネント設計を荷重条件に基づき自動生成したりできます
  • 部品表(BOM)管理機能で、調達/製造するコンポーネントのリストを自動的に作成し、原材料を一括注文できます
  • ストック材料に対するコンポーネントのネスティング(英語)、3D プリント(積層造形)やコンピューター数値制御加工(CNC)(または切削加工)などのコンピューター支援製造(CAM) 機能で、後工程の製造タスクを自動化できます
  • CAD データやプロセスの管理機能で、コンカレント エンジニアリング、タスクの追跡、設計レビューからの監査情報の取得、設計変更管理などを行えます

オートデスクは、どのような設計エンジニアリング向け CAD ソフトウェアを提供していますか?

オートデスクは、製品設計・エンジニアリングのイノベーションをサポートするパワフルな設計・製造テクノロジーを提供するほか、業界や専門分野、プロジェクトの枠を越えてシームレスにコラボレーションできる作業環境も提供しています。Product Design & Manufacturing Collection は、設計・エンジニアリング向けのオートデスク ソフトウェアを幅広く搭載したパッケージで、以下の製品が含まれます。

  • Autodesk Inventor 3D 機械設計、シミュレーション、ビジュアライゼーション、文書作成の機能を備えたプロフェッショナル レベルの製品設計・エンジニアリング ツール
    • Inventor Nastran 非線形応力解析、熱解析、振動解析、疲労解析などのシミュレーション機能を備えた CAD 組み込みソフトウェア
    • Inventor Tolerance Analysis 寸法のばらつきによる影響を評価する機能を備えた公差スタックアップ解析ソフトウェア
    • Inventor Nesting 原材料を切断する際の歩留まりを、実際の形状に応じて最適化できる Inventor 用の板取りソフトウェア
    • Inventor CAM Inventor 用の 2.5 軸 ~ 5 軸 CAD/CAM プログラミングの統合ソリューション
  • Vault 設計ファイルを管理するための製品データ管理ソフトウェア
  • AutoCAD 業種別ツールセットを搭載した 2D/3D CAD ソフトウェア
  • Factory Design Utilities 効率的な生産レイアウトを計画・設計・導入するための工場設計ソフトウェア
  • Navisworks Manage 大規模な設計向けの干渉検出やスケジュール管理の機能を備えたレビュー ソフトウェア
  • ReCap Pro リアリティ キャプチャと 3D スキャンのソフトウェアとサービス
  • 3Ds Max 設計ビジュアライゼーションに役立つ 3D レンダリング/アニメーション ソフトウェア
  • Fusion 360 製品設計・製造用のクラウド ベースの CAD/CAM/CAE 統合ソフトウェア
  • Fusion 360 Manage with Upchain プロジェクトのチーム、データ、プロセスをひとつにつなげるクラウド ベースの PLM/PDM ソフトウェア
  • Design Review設計の作成に使用されたソフトウェアがなくても、2D/3D ファイルの変更内容を表示、マークアップ、印刷、追跡できる CAD ビューア ソフトウェア

設計・エンジニアリング ソフトウェアは、CAD や PLM などの他のシステムとの統合機能を備えていますか?

設計・エンジニアリング ソフトウェアは、タスク自動化やデータ管理など、製品開発に役立つ機能を備えています。設計エンジニアリングで生成されたデータは、製品ライフサイクルにおける調達、製造、試運転、サポートなどの後続作業で重要な役割を果たします。ここで重要なポイントは、設計・エンジニアリング ソフトウェアで作成されたデータを、他の業務用システムとシームレスに統合できることです。

ファイルへのアクセス権限を管理し、適切な関係者が必要に応じてデータを利用できるように制御するためには、コンピューター支援設計(CAD)やコンピューター支援エンジニアリング(CAE)などの設計・エンジニアリング向けソフトウェアと製品データ管理(PDM)ソフトウェアの統合機能を使用します。また、新製品の導入(NPI)、部品表(BOM)管理、品質管理などの設計・エンジニアリング プロセスを管理するためには、PDM ソフトウェアと製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアの統合機能を使用します。さらに、2D/3D CAD データを使用してコンピューター数値制御(CNC)ツールパスや 3D プリント用のスライス パターンを作成するためには、コンピューター支援設計(CAD)ソフトウェアとコンピューター支援製造(CAM)ソフトウェアの統合機能を使用します。製造プロセスの監視・追跡・制御を効率的に行うためには、CAD・CAM と 製造実行システム(MES)(英語)の統合機能を使用します。製品設計データを企業全体で共有するには、設計・エンジニアリング ソフトウェアと業務システム (英語)(例:資材所要量計画(MRP)やエンタープライズ リソース プランニング(ERP)ソフトウェアなど)の統合機能を使用します。

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