設計と施工をつなぐことができればBIMを活用する場面が広がります。設計データと施工データでは目的がちがうためモデルや図面の表現が違います。そのため従来は、設計データを参考に施工データを再度構築していましたがAReX(アレックス:自社開発のRevitアドインソフト)を使うことで設計モデルから施工モデルを自動で作成することを実現しています。施工モデルは、部材単位(スタッド1本単位、石膏ボード1枚単位)で自動作成されます。現場で必要な数量の把握だけでなく、設計段階で施工レベルの数量を把握することもできます。設計データと施工データも属性データを使って連携するため変更や修正をそれぞれ反映することもできます。自動モデル化は、人の経験や知識に因らず事前に決めたルールや仕様からモデル化するため間違いのない「きれいなモデル化」を実現し理想的な建築情報化モデルを構築することができます。AReXによる日本仕様のモデル化と図面化を実現するワークフローやシステムを紹介します。