"建設" に対する 26 件の結果
Virtual 2021
デジタルでつなげる建設業と製造業の未来

本セッションは、建設業と製造業をつなぐデジタル改革に関する内容になります。  初めに、東芝エレベータがBIMやDE・DXに取り組む背景について紹介を行い、製造業の立場から見た建設業のデジタル化の取り組み状況やBIMの抱える課題、現在の製造業のBIMの推進状況(BIMライブラリ整備・設計BIM・施工BIM)などを共有します。  次に、東芝エレベータがBIM並行して進めてきた、自社業務の生産性を高める社内プロセス改革について紹介します。営業設計業務の3D化を目的としてRevitを導入してから10年、営業設計業務の3D化を定着しました。当初は2Dと3Dの併用が課題でしたが、BIMモデル検査を取り入れ、手配業務に属性情報をつなげるなど、3Dモデル(データ)を中心とした業務プロセスへの変革を進めています。現在では、社内に多くの3Dデータ資産が蓄積され始め、今後はこれらのデジタル資産を活用したフェーズへと展開していく計画です。設計のさらなるRPA化、販売から工場へ一気通貫したものづくり、施工連携、保守、改修フェーズでのデジタル活用について、現在の取り組み状況を実例を交えて紹介します。  一方で、建設業はBIMが普及しましたが、製造業との業務プロセスは従来と大きく変わっていない課題があります。製造業がBIMに期待していた、建設業と製造業が「デジタルtoデジタル」でつながるプロセスは、まだ実現できていない現状です。東芝エレベータでは、「建設業とのつなぎの生産性向上」を目指して、2020年に、Single Source of Truth をコンセプトに開発した「BIMクラウドシステム」の運用を始めました。製造業が考えた建設業と製造業をデータでつなぐコンセプトの説明と、RevitやForgeの技術を利用し開発されたシステムの事例紹介を行います。  最後に、建設業と製造業の目指す将来ビジョンについてお話します。今後、BIMがより拡大・進化し建設業全体で生産性を高めていくためには、建設業と製造業がデータで合意形成を行う業務プロセスの変革が必要であると考えます。建設業と製造業がそれぞれ進めるBIM・DE・DXの取組みが重り合えば、スケールメリットが高まります。製造業が期待するBIMモデル承認など、建設業と製造業がデータでつながる近未来のプロセスをどのように実現していけば良いのかお話しします。

パネル ディスカッション / Virtual 2021
清水建設が推進するBIMの一貫利用 - 設計、建築確認申請、施工そしてファシリティマネージメントまで
清水建設様では2011年にRevitを本格採用されたのを皮切りに、様々なオートデスクのBIMソリューションを利用されています。また、スマートシティのキーとなる都市デジタルツインの社会実装に向け、その基盤・データプラットフォームを整備す る協業プロジェクトを2020年10月より、清水建設様とオートデスクで始動させました。 都市デジタルツインの実装に向けたデータプラットフォームを整備 https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2020/2020027.html 日本初の「都市型道の駅」を豊洲エリアの自社開発施設に整備 https://www.shimz.co.jp/company/about/news-release/2020/2019055.html またグループ会社のプロパティーデータバンク様では、ファシリティーマネージメントでのBIM活用も実施されております。 プロパティデータバンクとオートデスク、不動産管理に対応したBIM 連携機能の開発を完了 https://blogs.autodesk.com/autodesk-news-japan/pdb-and-autodesk-revit-linkage/ このセッションでは設計、建築確認申請、施工、ファシリティマネージメントまでの一貫したBIMデータの連携運用について、清水建設様、関係各社様が具体的にどのように連携し、どのような問題を解決されたのか、今後どのような効果が期待されるのかなどをパネル形式でご紹介いただきます。
業界トーク / Virtual 2020
製造業と建設業における3D活用の融合「Inventor+Revit+VRED」~Inventorで、BIM対応の3D設計+Revitモデルとの連携方法
BIM化の急速な進展が進む中、3Dデータの活用方法・実績・事例は、長い年月を経験して来た日本の製造業界が、その多くのプロセスを蓄積し成果と効果を見えるものでノウハウと文化を造り上げています。製造業向け3D CADで造り上げたプロセス改革のノウハウは、BIM化という建設業への適用が可能だと考えています。 本セッションでは、BIMという全体像が先行し、「将来は便利になる・・・」、「ルールの規定は・・・」という概念から少し離れ,現実の現場で明日から実行して効果が見える活用をスタートさせる最初の1歩を提案したいと考えています。大塚商会よりInventorやVREDなどのツールを導入しており、「3Dで何ができるのか?」、それは机上でシステム担当者が模索することでなく、現場の声から決めることであり、「現地現場=現実の世界」へ何を明日から提供してプロセスを変えていくのかを実績のある事例を交えて解説します。具体的には、InventorモデルとRevitモデルが融合した全体モデルをVREDでCG化,ビジュアライゼーションによる3D活用の有効性の紹介と提案など、文字の羅列と理論の提唱ではなく、現実の事例画像で3D活用と効果と現場に浸透した3D文化を説明します。
パネル ディスカッション / Virtual 2021
業界を凌駕するインフラ事業におけるデータ連携と連係のあり方と将来展望
業界を超えたデータ連係が求められている日本において、その可能性を目指す動きはあるものの、現実と理想のFit and Gapがありすぎ、関係者が自らの事として思う意識が低い。 これまでのデータとは、基本的に報告書のようなドキュメント化されたものや人が見て判断できるように加工されたグラフや表を紙ファイル(pdf形式)で保管されてきたものばかりであった。このように建設業界全体が旧態依然の慣習にとらわれている現状ではDXが推進されないものと危惧される。 そのような中、これらの課題を解決するため、調査業界、建設コンサルタント業界、建設業界、重機業界、発注者の第一線で活躍しているTOPリーダーを集め、現状の課題、解決策、将来のあり方を様々な観点で語りながら、本来あるべきデータの「形」に迫る。 それぞれの業界の立場で目的と成果に合わせたインプットとアウトプット情報を整理し、デジタルコンストラクション、デジタルロボティクスを始め、データの一元化、テクノロジーの連携、ワークフローの統合などによる最適な連携や連係手法をラウンドテーブル形式で探し出したい。 データドリブンやDXといった我々がまだ見ぬ世界によってどのような効果が得られるのか、またどのようにしたらこの世界にたどりつくのか、ここに参加する業界TOPリーダーの未発表構想を含め「あるべき姿」を暴き出したい。
業界トーク / Virtual 2021
BIM360, Revitと他ソフトウェアのデータ連携によるBIMコラボレーション
近年外資系企業を中心としてISO19650やPAS1192を中心とした国際規格や自社独自のProject Execution Planを構築している企業が日本の建設プロジェクトにも適用する事例が増えてきました。これらのプロジェクトではBIMやデータ連携を前提としたワークフローでプロジェクトを進めていくことが要求されます。 プレゼンテーション前半はそのようなワークフローを実現するために必要な人材をBIM Managerの採用要件から紐解いていきます。今後のBIM世界で活躍するために必要なスキルおよび経験を示していきます。 プレゼンテーション後半では実プロジェクトで運用する際に検討している項目を紹介します。 コラボレーション環境を活用することにより、手戻り減少などによる短工期での案件も見られます。一方で労働環境改善を目的とした残業規制による生産性の向上も課題の一つとなっています。社内外の環境の変化により現状のワークフローでは適切な運用ができないプロジェクトも見られます。 実案件においてデータ連携、ワークフローの自動化、テンプレート・ライブラリの整備により作業の効率化を図るうえでのトピックを紹介していきます。
業界トーク / Virtual 2021
業界トーク / Virtual 2020
次世代工業化建築システム(DfMA+IC)に関する取り組み~DXへ向けたデジタルコンストラクション戦略
本セッションでは、大和ハウスの工業化建築の歴史、及び社会と共に変化してきた過程を振り返ります。そして、現在推進している全社的なBIM化への移行と建設プロセスのデジタライゼーションへの取組みについてご紹介します。設計BIM、施工BIMへの移行を通して情報連携を推進し、設計の自動化や施工の管理・省人化といったデジタルコンストラクションの取組み(PlanGridの活用事例)をご説明します。 そして、これらの取組みを通して工業化建築を次なるステップへと進化させる戦略を紹介します。そこでは、大和ハウスが高度成長期の少品種大量生産の時代に誕生させた工業化建築が、現代の少子高齢で多様な価値観を受入れる社会の中で、DfMAという手法とデジタル技術をいかに融合させて全体最適化を実現しうるのか、そして次世代の工業化建築の進化形へと変化できるのか、構想をご説明します。 これは調査機関が示している工業化建築がもたらす効果(例えば、コスト20%削減、リードタイム50%短縮など:マッキンゼー報告参照)を実証していくプロジェクトと位置付けています。 本セッションを通じて、生産性が低いと言われている建設業界の新たな在り方・未来を提言したいと思います。 We’d like to deliver our presentation to global audiences, subtitling in English.
業界トーク / Virtual 2021
木造住宅設計でのREVIT活用のすすめ~在来工法で建てられた木造建築物の実施設計でのREVIT活用事例と手順書(チュートリアル)とファミリの公開!
2019年4月 総務省 統計局の住宅・土地統計調査によれば、2018年の日本での木造住宅の着工件数は30,552千戸で、受託総数の57%を占める。そのうち在来工法で建てられた木造建築物はそのうちの約76%、23,000千戸(国土交通省「住宅着工統計」(2018年))といわれている。(ちなみにツーバーフォーの住宅はそのうちの約22% で6,721千戸)。また、2015年に農林水産省が実施した「森林資源の循環利用に関する意識・意向調査」で消費者モニターに対して、今後住宅を建てたり、買ったりする場合に選びたい住宅について尋ねたところ、「木造住宅(昔から日本にある在来工法のもの)」及び「木造住宅(ツーバイフォー工法など在来工法以外のもの)」と答えた者が74.7%となり、在来工法木造住宅の建設ニーズは今後も維持されると考えられる。  在来工法による木造戸建て住宅については、半数以上が年間供給戸数50戸未満の中小の建設事業者により供給されたものであり(請負契約による供給戸数についてのみ調べたもの。国土交通省調べ。)木造住宅の建築に大きな役割を果たしている。   一方で、日本の建築設計事務所におけるBIMの普及については、建築BIM推進会議におけるアンケート「建築分野のBIMの活用・普及状況の実態調査」(2021年1月 国土交通省調べ)から、1)設計事務所のBIM導入割合は全事業者の約46%で、そのうち専門設計事務所(意匠、構造、設備の単独事務所)は32%と低い、2)個人事務所(1~5人以下)の導入割合は25%と低い、3)BIM未導入の組織のうち約50%は少なくとも3年以内に導入を検討している、4)導入後に積極的に活用できているのは53%とのことで、木造在来工法における建築設計において、中小の建設事業者がBIMを活用するニーズがこれから高まることが予想される。しかし導入した企業の50%がCAD等の業務と二重作業になり、作業時間と手間が増加し人材育成に課題を感じている。 そこでREVITを活用した木造在来工法の住宅設計のプロセスについて、実例による手順書を作成し、テンプレートやいくつかのファミリを公開し、様々な課題を抱えているREVITユーザーの問題解決に役立ててもらう。この活動は日本建築士会連合会とも連携して実施するので、日本全体でREVITの普及に寄与するものと考えています。
1 - 20 / 26 件の結果